二輪車新聞社便り

2016-06-27

電動アシスト自転車は販売好調

国内市場では長期にわたり原付一種(50㏄以下)の販売不調が続いている。一方、電動アシスト自転車の人気は高い。確かに、電動アシストは順調に販売を伸ばしており、15年の年間出荷台数は約50万台で二輪車需要を超えている。電動アシストが誕生したころはターゲットとして女性層や高齢者を考えていたが、近年では若年層や男性一般にまで広がっている。

電動アシストは、スタート時や坂道など乗り手が力を必要とするときには搭載モーターが助けてくれるのが特徴。しかし、原付はそもそもエンジン付き車両だから、スピードや航続距離など走行能力は電動アシストよりはるかに高い。なのに、なぜ販売で原付は電動アシストに負けているのか。

原付に比べて電動アシストのメリットは、(1)原付免許は不要(2)ヘルメットも不要(3)充電は家庭で簡単にでき、ガソリンスタンドに行かなくていい(4)騒音や排ガスはゼロ(5)自転車駐輪場は比較的多い(6)幼児2人の同乗が可能⑦税金や自賠責はなし――などなどある。 特に子育て中のママにとっては、前後の椅子に幼児2人を同乗できる電動シストは必需品である。その点、幼児1人も乗せることのできない原付なんて、ママにはなんの役にも立たないから、売れるわけがないということになる。

静かで、健康的で、ちょっぴり楽なアシスト自転車が街に溶け込んでいる。原付一種はどこへいく?!

小川