二輪車新聞社便り

2017-09-04

乗らないと理解できないこと

二輪車で全く新しいジャンルの新製品というのは、なかなか出現しない。
ただ、現在のおおまかなカテゴリーの中で、新しい方向性を提示するチャレンジングな製品は存在する。

ホンダが4月から国内販売を開始したX-ADVは、そのひとつだ。
とても今までの枠には収まらない。
スポーツバイクであり、オフロードバイクでもある。
ロングツーリング対応のクルーザーにもなるし、都市生活者用のコミューターにもなる。

デザインから来るインパクトに魅かれるライダーも多いだろうが、
多くのライダーは、そのマシン特有の魅力溢れるライドフィールと所有すると持てるであろう愉しみを探し、購入の際は自分とその美点とのマッチングを擦り合わせる。
つまりはなかなか衝動買いはしない。
実際に乗らないと、そんな「相性診断結果」も出ず、新車を購入するまでには至らないということだ。

新型車に触れる機会。
新型車に乗る機会。
当たり前だが、市場活性化の最大ポイントだろう。

夏休みまでのビッグイベントがひと段落し、いよいよ秋の商戦に突入する。
二輪車メーカー各社の積極的な顧客創造施策後の、ユーザーからの反応とともに出荷・販売データが気になる。

二輪車新聞 編集長 本多正則


悪天候の東北ツーリング。延々と続くダートを走らないと秘湯には到着しない。今回、X-ADVだけが持つ新領域を体感し魅せられた。