Vol.22「「つもり」マーケティング」
今度は良く考えたと思っている。多様な角度から考えた。相手の身になっても考えたつもりだ。それに見合って伝え方も考えた。相手に物事を実行してもらう上では、伝え方こそ大切だから、丁寧にくどい位に繰り返して伝...
今度は良く考えたと思っている。多様な角度から考えた。相手の身になっても考えたつもりだ。それに見合って伝え方も考えた。相手に物事を実行してもらう上では、伝え方こそ大切だから、丁寧にくどい位に繰り返して伝...
経済産業省や日本自動車工業会(自工会)で「オートバイ2020年100万台回復プラン」が検討されている。ある程度その内容を詳しく読んだが、遺憾ながら私にはその実現可能性に確信は持てなかった。これに対し現...
気掛かりなことに、二輪車の乗車中の事故がある。 二輪車の販売台数はリーマンショック後に急減。年間53万台レベルが35万台前後に落ちた。比例して保有台数も減じているが、それ以上に幸いにも二輪車事故件数は...
「価格で取った客は、価格で奪われる」――。一度値下げに成功して顧客を獲得できても、次回は反対に競合店のさらなる大幅な値引きで、顧客を奪い返されてしまう。よく見られるビジネスのあり方である。 特に、比較...
店頭の商品は、与えられた物ではなく、自らが売れると想定して仕入れた物である。 であれば、物に存在する欠点を探すことが第一ではなく(もし欠点があればアフターサービスで補いを付け)、何よりも優れた点を訴求...
昨年末から年初にかけて、自社の販売網を再構築する二輪車メーカーがいくつか現れた。 遺憾ながら、日本のバイク市場は関係者の尽力にもかかわらず、昨年度も縮小した。2016年の国内販売台数は約37万台にしか...
皆さん御存知の通り、「二輪車産業政策ロードマップ」では「2020年の国内販売100万台」を目指すと提言している。近年の実販台数の約3倍である。「四輪免許取得者に自動的に125ccの免許を付与する」「三...
メーカーと販売店の総合的な格差の拡大が、大きくかつ多様になってきていることが、かつて販売に携わってきた者として気になっている。メーカーは国内市場のみならず、海外市場にも販路を持って多様な経験を積んで、...
マーケティングの手法が高尚になったのだろうか。「プッシュ型」のマーケティングは時代にそぐわない、人間の心理を理解しない売り方であり、一方、誘引型の「待ち型」の販売がワンステップ高度に進んだマーケティン...
私は理念や原則の浸透を目指しながら、現地・現物・現状に合わせて運用の仕方を考え、タイミングを重視して「実践」することに努めてきた。 しかし、現実的には販売店に利益をもたらすとの強い信念から、行動に移し...