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2016-09-16

自工会・日本二普協 「バイクの日スマイル・オン2016」 安全運転・魅力訴え 今年も秋葉原で

日本自動車工業会(自工会/西川廣人会長)と日本二輪車普及安全協会(日本二普協/伊東孝紳会長)は「バイクの日」の8月19日、バイクの安全運転やマナーアップを図るとともにバイクの素晴らしさや社会的役割を広く訴求するバイクの日中央イベント「バイクの日スマイル・オン2016」を、昨年に引き続き東京・秋葉原で開催。今回も一般の女性ライダーによるメインイベントの交通安全パレードを皮切りに、バイクの展示やステージイベントなどが多彩に展開され、1万5300人の来場者で賑わった。

「バイクの日」は89年、当時の政府総務庁(現・内閣府)の交通対策本部が交通事故撲滅を狙いに制定。全国の自治体交通安全対策室や地元の警察では、8月19日を中心に二輪車安全運転講習会などの交通安全安全啓発活動を展開。二輪車関係団体でも二輪車の交通安全啓発を行うとともに、二輪車の社会的有用性や魅力を広く訴求するイベントを行っている。

二輪車業界ではさらに2000年から、ツーリングシーズンの7月から9月までの3カ月間を「バイク月間」と掲げ、全国各地で多彩な催しが行われている。自工会と日本二普協の主催による「バイクの日スマイル・オン」は「バイクの日」の中央行事に位置づけられている恒例行事で、昨年に引き続き、カルチャー発信の地として世界的にも知られる東京・秋葉原を会場に開催。当日は日曜開催ということで、会場周辺は歩行者天国となっていたこともあり、多くの若者や家族連れ、外国人観光客らが訪れた。

なお、後援には内閣府、警察庁、警視庁交通部、上野警察署、万世橋警察署、全日本交通安全協会、全国軽自動車協会連合会、日本モーターサイクルスポーツ協会が名を連ねる。

11時の開会式では、主催者側から▽自工会二輪車特別委員会(二特)・柳弘之委員長(ヤマハ)同・青山真二副委員長(ホンダ)▽同・浅野剛副委員長(カワサキ)▽同・新海達也副委員長(スズキ)▽同・渡部克明副委員長(ヤマハ)▽自工会・内藤政彦常務理事▽日本二普協・佐藤忍専務理事――が、来賓として▽内閣府政策統括官付・金子健交通安全対策担当参事官▽警視庁交通総務課・阿武孝雄課長▽上野警察署・浅野昇一署長▽万世橋警察署・横田静司署長――が出席した。

主催者を代表して、柳委員長が挨拶。「今年のバイクの日スマイル・オンでは、交通安全をはじめ、二輪車の面白さ、楽しさを皆さんに伝えるための様々なプログラムを企画しているので、今日一日楽しんでほしい。我々はこれからも二輪車の安全と安心、楽しさを少でも国民の皆さんに理解してもらえるようにしていきたい」と述べた。

続いて来賓を代表して警視庁の阿武交通総務課長が挨拶。最近の二輪車交通事故情勢を踏まえた上で「警視庁では交通事故多発路線の街頭活動強化、信号機制御、通規制見直し、二輪車実技教室などを開催している。また、事故に遭った時の被害軽減という観点も重要なのでヘルメットの正しい着用、胸部プロテクターの着用促進にも各種対策に取り組んでいる」と述べ、二輪車業界に引き続き交通事故対策や交通安全意識の普及浸透への協力を求めた。

そして昨年に引き続き「バイクの日一日親善大使」に任命された元世界GPライダーの中野真矢氏による「バイクの日スマイル・オン2016開会宣言」が行われ、イベントが華々しく幕を開けた。

この日最初に行われたイベントは、昨年に続いて交通安全パレード。女性白バイ隊クイーンスターズを先に、女性ライダーらが運転する約60台のバイク、そして主催者と来賓、タレント・スポーツキャスターの水野裕子さんらが乗るオープンカーが、秋葉原から上野までの約1㎞にわたるパレード。「8月19日はバイクの日」「バイク事故0をめざして」「安心をつけて走ろうプロテクター」と書かれたタスキをかけて訴えた。

この後、メイン会場の「ベルサール秋葉原」(東京都千代田区)では、人気のバイクアニメ「ばくおん!!」の出演声優(内山夕実さん、木戸衣吹さん)および監督の西村純二さんによるトークステージ、水野裕子さんをゲストに招いての警視庁交通安全教育ステージ、くまモンが登場しての熊本地震復興応援ステージ、そして延時成実さん(モデル・タレント・レポーター)、下川原利紗さん()、小玉絵里加選手(全日本トライアルライダー)による女性ライダートークショーが行われた。

メイン会場内では国内二輪車4社の最新モデルや白バイがずらりと展示。次々と来場者たちが各車両にまたがり乗車姿勢を確かめたり記念撮影したりする光景がみられた。このほか、警視庁交通安全展示、日本二普協「グッドマナー・ジャパンライダーズ宣言活動」、「ばくおん!!」PR展示、熊本県PR展示などが行われた。

女性ゲスト多彩

「バイクの日スマイル・オン2016」は、今回も女性を主体とした内容となった。午前中の交通安全パレードに続き、午後から開催されたイベントも女性ライダーらが主役となった企画が盛り込まれた。

クイーンスターズとピーポくんによる「警視庁交通安全教育ステージ」では、水野裕子さんが白バイ隊員の制服姿で登場した。大型二輪免許を持つ水野さん。周りの友人らが次々と二輪免許を取り始めたことに感化され、四輪免許よりも先に取得したという。水野さんは二輪車事故のケースや視角などを学んだほか、エアバッグ式プロテクターを体験。プロテクターの重要性を訴えた。

最後に水野さんは「バイクは何歳になっても楽しめる素晴らしい乗り物。もっと多くの人にバイクの魅力を知ってもらい、安全に楽しんでもらうためには、今、バイクに乗っている私たちが安全に乗ることが大事で、その先につながっていくと思う。堅苦しいかもしれないが、楽しむためには安全を第一に考え、私も皆さんもこれから素敵なバイクライフを楽しんでいきましょう」とメッセージを送った。

モデル・タレントの延時成実さんと下川原理利紗さん、そして現役トライアル選手・小玉絵里加さんによるトークショー「女性ライダーミーティング」では、夏場の乗車時の化粧方法や、おしゃれなバイクウェア選びなど女性ならではの楽しみ方などについてのトークが展開された。

「これから二輪免許を取るかもしれない女性たちへのアドバイス」について聞かれると、小玉さんは「女性は最初、男性よりも恐怖心が強いと思う。男性に合わせて無理をせず、マイペースで走ってほしい。カッコ良いウェアもあるのでおしゃれも楽しんでほしい」。延時さんは「背伸びしすぎず自分に合った乗りやすいバイクを見つけることが安全につながり、楽しめる」。下川原さんは「無理をせず、先輩ライダーのアドバイスを聞き、雑誌、テレビで勉強していくことも楽しみのひとつ」と、それぞれの思いを語った。

最後に小玉さんは「今日のイベントで、バイク好きがまだ多いと感じた。レースと一緒にバイクの業界を盛り上げて楽しんでいきたいので、これからも応援してほしい」。延時さんは「バイク乗りが居やすい環境は素晴らしい。その環境をつくるのは私たちライダー自身だと思うので、私たちからマナーや安全を発信して皆さんに楽しいバイクの環境を作っていきたい」。下川原さんは「これからも長くバイクに乗っていけるように安全を勉強して、たくさんバイクを楽しんでいきたい。女性にバイクが楽しく魅力ある乗り物だということを発信していきたい」と語った。

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パレードを前に主催者や中野真矢バイクの日一日親善大使(前列中央)、女性ライダーらと記念撮影

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女性白バイ隊を先導に秋葉原からスタートした女性バイクパレード隊

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オープンカーで参加した(左から)柳自工会二特委員長、水野裕子さん、阿武警視庁交通総務課長

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展示された二輪車には多くの来場者がまたがったり撮影する光景がみられた

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アニメ「ばくおん!!」コーナーに展示されたバイク

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熊本復興支援ステージにはくまモンが駆け付けた

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警視庁交通安全教育ステージでエアバッグ式プロテクターを体験する水野さん

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女性ライダートークを展開した(左から)延時さん、小玉選手、下川原さん

紙面掲載日:2016916