トピックス

2017-11-24

「クシタニコーヒーブレイクミーティング」 珈琲求め、ライダー集う

二輪用ウェア、装具などを製造販売するクシタニは、年間を通じ様々なイベントなども開催している。その一つ「クシタニコーヒーブレイクミーティング」の今年最終回が11月4日、新東名高速道路のサービスエリアであるネオパーサ清水で開催された。当日は、好天のもと多くのライダーが集まり、コーヒーを片手にひと時を楽しんだ。

ウェア類の製造、全国の店舗による販売だけでなく、様々なイベントなどを展開しているクシタニ。会場となったネオパーサ清水にはクシタニの店舗に加え、カフェとなる「クシタニカフェ」も展開されている。今回のコーヒーブレイクミーティングは、クシタニが全国各地でテントなどを設営し臨時で開催するもので、コーヒーを無料配布し、ライダーに集う場を提供、ツーリングの途中などに寄ってもらうなどの提案をしている。会場ではコーヒーのほか、カタログの配布、ウェアの試着なども行っている。

クシタニでは「ウェアだけを売っていていい会社だとは思っていない」と関係者が語る通り、ライダーや業界に向けた様々な活動を行っている。サーキット走行会や、お店を丸ごと持っていく「プロテント」、ウェア試着会など二輪ユーザー向けのものに加え、ネオパーサ清水などのSAへの出店、カフェの展開などは、ライダーのイメージ向上、安全運転啓蒙、二輪に興味のない層などにも二輪を訴求するうえで大きな成果を上げている。今回のコーヒーブレイクミーティングは「バイクで出かけるきっかけ作りになってくれれば」としている。

今年はすでに20回近くが開催された同催し、無料でコーヒーが飲めるというシンプルなサービスで、朝に始まり昼には終了だが、最大700杯ものコーヒーがふるまわれるほどライダーが集うという。今回のネオパーサ清水でも500杯近くふるまわれた。コーヒーをもらうとスタンプがもらえ、所定の数に達するとクシタニのコーヒーカップが貰える。これを仲間と争っている常連もいるという。

ある参加者は「バイクで出かけるにはちょうどいい目的。乗るきっかけにもなるし、実際おいしいコーヒーも飲める、無料で」と語る。また、行ってコーヒーを飲んでくるだけというのが、お父さんにとっては休みの午前中、一時家族サービスから解放される言い訳になったりもするという。

「だって、コーヒー飲めるじゃないですか」と語る参加者をみれば、シンプルながら十分な理由と目的を与えているといえるクシタニコーヒーブレイクミーティング。コーヒーをふるまうテントの横に出店を希望する会社も数多いと聞く。また、参加者のマナーの良さも特徴で、多くのバイクが集まっても、吸殻やごみなどがほとんど無く、協賛企業も驚くという。道の駅などでも集客やイメージアップに貢献しているようだ。参加者の年齢層は4050代が多数を占める。

コーヒーを飲みに行くというシンプルな目的で集まったライダー達だが、再会を喜んだり、スタッフと談笑したり、他のバイクを眺めたり、一緒に来た仲間と道中を振り返ったりと笑顔を見せていたのが印象的で、自分の着ている製品の名を冠したイベントに参加する姿はとても楽しそうであった。

▼参加者の声

「フィット感があって、専門店で体型に合わせてもらいやすいので、ツナギもジャケットもクシタニを愛用しています。信頼できる製品を購入したお店で教えてもらったのがこのイベント。家庭があるのでなかなか遠出ができないが、このイベントはあらかじめ日程が決まっているので、奥さんの許可をもらいやすく、バイクに乗る理由ができる」(三重県・男性)

「目的地がないとなかなか距離は走れないけど、こういう集まる場所があると、気付いたら結構走っていたりします。途中でコーヒーが飲めるのって嬉しいじゃないですか。走るために寄る目的地という感じですね。まだ時間が早いので、これからどこに走りにいこうかという楽しみもあります」(愛知県・女性)

「このイベントには昔から参加していて、スタンプを貯めてもらえるマグカップも楽しみのひとつです。イベントの常連同士でマグカップの数を競い合っていますよ」(愛知県・男性)

「クシタニを着ているので、こういうイベントがあるのを知って参加しました。地元の企業なんでバイクに乗り始めた頃からクシタニを着ています」(浜松市・男性)

「今日は四輪で来ました。父の影響もあって、昔からイメージが良く、バイクウェアはクシタニをずっと着ています」(男性)


スタッフから笑顔でコーヒーを受け取る参加者


秋晴れのもと、コーヒーを手に談笑


多くのライダーがネオパーサ清水に集まった

小説「天竜川高校竜競部!」企画展示

「クシタニカフェ」ネオパーサ清水店は、1014日~1130日まで、高校の二輪競走部を題材にした小説「天竜川高校竜競部!(著・郁子匠)」の企画展示を行っている。

展示されているのは、同作品に登場するCBR250RRや装備品で、デザインも作中と同じ装飾が施されている。11月4日は、コーヒーブレイクミーティングの開催日ということもあり、登場キャラクターのパネルと一緒にカフェの前に展示され、車両はまたがり可能となっていた。

ひときわ目を引くデザインのバイクに、通りすがりの人も興味津々。ライダーはもちろん、四輪で来たと思われる層や親子連れなども車両を取り囲んだり、実際に跨ったりしていた。

子ども連れの男性は、「僕自身が乗らないので、子どもの身近にバイクがなかった。こうしてバイクに触れて、格好いいという印象を持ったようです」と話し、子どもがバイクに跨る姿を撮影していた。

この日は作者の郁子さんも来店し、展示の人気ぶりに驚いていた様子。「バイクに触れたことの無い、たくさんの人に見てもらえたことが一番うれしい。これが若年層のバイク普及に繋がれば」と話す。

【書籍情報】

▼天竜川高校竜競部!▽発売日=1118日▽著者=郁子匠▽発行元=マイクロマガジン社▽体裁=文庫判・352ページ▽定価694円(税別)


「天竜川高校竜競部!」の企画展示は子供達などが跨ったりと注目を集めた


「天竜川高校竜競部!」(著者・郁子匠) ⒸTakumiUbe2017 ⒸMICROMAGAZINE2017

紙面掲載日:20171124