日本二輪車普及安全協会(日本二普協/伊東孝紳会長)は、全国47都道府県で展開している一般ライダー向け体験型二輪車安全運転講習「グッドライダーミーティング」(Gミーティング)の16年度(16年4月~17年3月)の日程を発表した。昨年度に引き続き全国47都道府県で開催することにし、開催回数・動員数では過去最多を記録した15年度をさらに上回る121回・4425人を計画。今年度も女性限定(レディース)開催と高齢者限定の開催を盛り込んでおり、特にレディース開催はその人気の高さから前年度の6府県から14都府県へと大幅増。より一層参加しやすい環境づくりを目指したものとなっている。

47都道府県で過去最多121回・受講4425人計画

女性限定開催充実 大幅増14都府県で

Gミーティングは、日本二普協が事業の重点事業の一つに位置付けているグッドライダー宣言者のための体験型実技講習。ライダーに自身の安全運転技術を把握してもらうとともに、混合交通の中での交通ルール・マナーと安全運転基礎知識の習得、安全運転技術の向上を図ることによって二輪車交通事故を抑止しようと、日本二普協が毎年開催しているもの。14、15年度はいずれも47都道府県すべてで開催された。

各会場では主に地元の都道府県二普協が主催し、地元の警察や交通安全協会、二普協会員販売店などの協力を得て行うものが多いが、中には地元の都道府県二普協と警察とが共催するもの、地元の交通安全協会が主催するものに協力して行うものもある。

講習は主に実技講習と安全講話で、日本二普協の統一カリキュラムに基づいて行われる。親切で丁寧なアドバイスが好評となっている。

指導体制は、全日本交通安全協会二輪車安全運転推進委員会認定資格を持つ二輪車安全運転特別指導員および指導員が中心になって進められ、各都道府県とも警察との連携を図っていることもあり、白バイ隊員なども加わるケースが多い。使用車両はユーザー持ち込みで、会場は主に各警察本部の運転免許試験場内および民間自動車教習所内のコースとなる。

今年度開催は、4月9日(土)の茨城・愛知・京都・島根会場を皮切りに、来年3月18日(土)の千葉会場まで全121回を計画。15年度は全47都道府県で最多の115回を開催。動員数も4220人と最多を記録しており、16年度はこの実績を上回る計画だ。このうち、女性限定(レディース)開催は全14回、高齢者限定開催は3回行う。特にレディース開催は、前年度の6回(東京・千葉・富山・大阪・兵庫・愛媛各1回)からプラス8回もの大幅増。今年度は宮城・茨城・埼玉・神奈川・福井・愛知・大分でも開かれる。女性インストラクターが中心になって指導に当たるため、参加しやすい環境となっている。このため毎年、人気が高く、参加者からはより多くの開催を求める声が聞かれるという。

高齢者限定開催については、前回と同じ3回を計画。二輪車ユーザーが高齢化傾向にあることからも、重要性がより一層高まってくるといえるだろう。

開催日程・会場は表の通り。詳細は日本二普協ホームページで。現在未定の会場について、このほか詳細問い合わせについては最寄りの都道府県二普協または二普協会員二輪車販売店に問い合わせること。

http://www.jmpsa.or.jp/

「グッドマナー・ジャパンライダーズ」宣言 協力も積極的呼掛け

なお、Gミーティングの各会場では、日本二普協が14年3月から全国展開している「グッドマナー・ジャパンライダーズ」宣言への協力も呼び掛ける。

ライダーたちにグッドマナーについて様々な宣言をしてもらうというもので、その輪を広げて安全で健全な二輪車社会につなげていくのが狙い。

画像: Gミーティング16年度告知ポスター

Gミーティング16年度告知ポスター

画像: 「グッドマナー・ジャパンライダーズ」宣言 協力も積極的呼掛け

紙面掲載日:2016年4月8日

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