世界最大級のカスタムカーイベントで、チューニングやドレスアップの総合展示会である「東京オートサロン2016」(主催=東京オートサロン事務局、東京オートサロン実行委員会後援=千葉県、千葉市、日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会〈NAPAC〉、一般社団法人日本自動車工業会、一般社団法人日本自動車連盟協賛=グランツーリスモ、エイベックス・グループ、タカラトミー、プーマジャパン、カシオエディフィス)が1月15日~17日、千葉市の幕張メッセを会場に開催された。今年で34回目となる同イベントは出展社数447社、出展車両880台、ブース総数4265小間という過去最大級の規模で開催され、来場者数も過去最大となる3日間で32万5501人(15年=30万9675人)を数えた。来場者数は2012年以来毎年前年を更新している。

二輪関連では四輪の製品も製造しているホンダ、スズキが出展した。

ホンダは単一メーカーでは最大規模となる広いブースを展開し、レーシングマシンや、四輪車の純正カスタマイズブランドである「Modulo(モデューロ)」のパーツを装着させた車両や無限ブランドで知られるM-TECのレースマシンなどを展示。二輪では東京モーターショーにも出展された「コンセプトCB」、国内発売も間近とされる「CRF1000アフリカツイン」をはじめ、「RC213V-S」「フォルツァ125」「VFR800X」「CBR1000RRSP」を展示。またレースマシン「RC213V」(#93M・マルケス車)、「神電四」(#1J・マクギネス車)も展示した。カスタマイズの提案が主となるが、二輪、四輪、汎用とホンダの事業の広さを活かした展示をここ数年来行っているというホンダ。二輪、四輪両方出せるのもホンダの強みであり、四輪主体のイベントであるが、モトGPファンの方も来場するようで、今回マルケスのコーナリング角度が体感できるRC213Vとの撮影コーナーは大人気となっていた。また、展示されている二輪製品への問い合わせも多いという。

スズキは昨年からモトGP世界選手権に復帰した参戦マシン「GSX-RR」とそのチーム「チームスズキエクスター」のカラーリングを新型アルトワークスに採用したカスタマイズモデル「アルトワークスGP」を展示。昨年モトGPに復帰したGSX-RRと昨年12月に復活したアルトワークスのコラボで「元気なスズキのスポーツを出して行きたい」との思いから実現した今回の展示。現在四輪に乗っている人のなかには「昔は二輪に乗っていた」という人は多いようで、四輪における二輪のテイストは喜ばれることが多いという。

スズキではこのほか、四輪の参考出品車となるカスタムモデル「イグニスウォーターアクティビティーコンセプト」「ハスラーラフロードスタイル」などを展示した。

日本自動車連盟(JAF)のブースではスマホがそのまま会員証となる「JAFデジタル会員証」と各地の優待施設などを簡単に検索できる「JAFお得ナビ」のアプリをPR。

NGK(日本特殊陶業)のブースでは各種プラグの実物や重要性等のパネル展示、レースなどのサポートチームの紹介、NGKフェイスブックのPRや各種グッズ販売なども行った。電極にイリジウム合金を採用したイリジウムプラグは高性能プラグとして認知されているが、近年では四輪車に純正採用されるなどしてきており、さらに高性能な「プレミアムRXプラグ」も発売されている。現状、二輪ではイリジウムプラグはアフターマーケットパーツとしての認識が多く、二輪の世界へもさらなるイリジウムプラグの浸透を図って行きたいという。

このほか、トランスポーターのカスタムなどで知られるオグショーが各種車両を持ち込むなどしてブースを展開。近年はモトクロスなどの二輪レース用用途のみならず、ウインドサーフィンや、スノーボードなどのマリン、ウインタースポーツや、キャンプなど多くの分野からカスタムなどの依頼がある状況だという。

画像: チームスズキエクスターのカラーリングを採用した「アルトワークスGP」はモトGPマシン「GSXRR」とともに展示

チームスズキエクスターのカラーリングを採用した「アルトワークスGP」はモトGPマシン「GSXRR」とともに展示

画像: モトGPマシン「RC231V」㊨とその公道バージョン「RC213V-S」

モトGPマシン「RC231V」㊨とその公道バージョン「RC213V-S」

画像: CRF1000アフリカツイン

CRF1000アフリカツイン

画像: JAFのブース

JAFのブース

画像: NGKのブース

NGKのブース

画像: 各種トランポが並ぶオグショーのブース

各種トランポが並ぶオグショーのブース

紙面掲載日:2016年2月12日

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