発売されてから30年以上経つオフロード専用ブーツ「ガエルネED-PRO」の販売が好調だ。2、3年前から引き合いが強くなり、今年はすでに見込み数を大幅に超える販売状況だという。

大型車に疲れた人がオフ車へ
セカンドバイク購入の流れが追い風

ED-PROはオフロード専用といっても、モトクロス競技用でなく林道ツーリング用に開発されたモデルだ。これは日本での輸入元であるジャペックスによるガエルネ特注モデルで、海外では販売していない日本専用モデルとなる。

「ジャペックスの大沢社長は長年にわたりイタリアガエルネ社で働いており、その信頼から本国でこの特別モデルを作ってもらうことが出来た。いわば奇跡のブーツ」(広報・三石氏)。林道を走り、歩くという使い方を考慮して製作され、「他社製品にはここまで柔らかく、ハードなプロテクションパーツが付いていないオフロード専用ブーツは存在しないし、ユーザーに受け入れられないだろう」(同氏)と話す。

この歩けるオフロード専用モデルという製品コンセプトは、林道ツーリングがブームとなった80年代後半、日本市場のリクエストから生まれた。今の時代、ほとんど消滅したと思われている林道だが、実は首都圏外にはまだ無数に存在し、ここに来て林道ツーリングが再び盛り上がりつつあるという。

大型車両に疲れたベテランライダーが、セカンドバイクとして軽いオフ車を購入したり、ロードバイク中心だった人がオフ車に乗り変え、その軽快な走りに魅了され林道へと足を伸ばし、結果、徐々にオフロード用品を取り揃える流れがあるというのだ。

ジャペックスではこれ以外にも、丈夫でしかも完全防水のオフロード用ツーリングバッグやオフ車に似合う防水ブーツなど、オフ車ユーザー向けでなおかつ使用状況が限定されるマニアックな製品がユーザーからの支持を集めているという。

「ユーザーの代理人になる」というジャペックスの企業理念は、「ガエルネED-PRO」を筆頭に、ユーザーの心をつかんでいると言えそうだ。

画像: ジャペックスの三石氏

ジャペックスの三石氏

紙面掲載日:2017年7月21日

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