「ホンダドリーム ライディング・ギアPRO Shop」始動
商品説明会の冒頭、同社の加藤社長があいさつし、同社の新販売網について触れ、特にドリームチャネルではFUN領域に軸足を置いて顧客満足度の向上を継続的に目指していくことを述べた。
その一環として、同社は今年の7月からドリーム店内において、最新のライディング・ギアを取り揃える「ホンダドリーム ライディング・ギアPRO Shop」をスタートした。
加藤社長は「実際に手にとって楽しみながら商品を選ぶことができるディスプレイや、スタッフからのコーディネート提案など、より高いフロントオペレーションをめざしていく」と述べ、今後はユーザーへの認知拡大に努め、提案ビジネスの質をさらに高めていくことを強調した。
なお、同PRO Shopは現在約70店あるが、通常のライディングウェア・ギア以外にコラボ製品を始めとした専売のウェアも投入され、今後さらに拡大を目指すという。
続いて、同社の部用用品部 川村秀彦部長が、19年春夏モデルについて説明を行った。
19年春夏モデルでは、販売店などから寄せられた要望のうち、特に多い3つの項目──①安全装備の充実②ホンダブランドの効果的なデザインを高める③お客の所有価値と販売店の商売の質を高めるアイテムの設定──を反映したという。
①については、CE規格プロテクター装備のウエアやアイテムを拡大。②については、スポーツタイプのウェアにはHRCのロゴを大胆に協調する一方で、カジュアル系のウエアではさり気ないホンダのロゴをデザイン。③については、「チームHRCコレクション」として、ポロシャツやキャップなど現場で実際に着用されているものと同様のアイテムを発売。なお、同コレクションは、今年の鈴鹿8耐のホンダブースにおいて初めて販売され、好評を得た。
主な新商品は次の通り(価格は税別)。
▼HRC ファントム メッシュジャケット=300着限定生産モデル。吸水速乾性に優れたクールマックス素材を使用。適所にシャーリングや調整用タブを設け、走行時の運動性や通常時のシルエットのダブつきに配慮。肩や肘にメッシュタイプの着脱式CE規格ハードプロテクター、背中には軽量のCEプロテクターを装備。2万2800円~。
▼ホンダ アドベンチャーミドルジャケット=耐久強度に優れた素材を使用し、アクティブに活用できるアドベンチャーモデルに適したジャケット。肩・肘にはCE規格のソフトプロテクター、背中にはメッシュップロテクターを採用。大型のフラップポケットも装備。2万7900円~。
▼ホンダクラシックス クラシックエアーインテークジャケット=シックなイメージで街にも溶け込むデザインのブルゾン。前後に大きく刺繍されたクラシックウイングのロゴがアクセント。要所にエアベンチレーション機能を配備し、効果的に走行風を取り入れる。2万3800円~。
▼ホンダ スーパーシェルジャケット=タウンユースからアウトドアまで使用できるシンプルなデザインの防水防風ジャケット。軽量ながら、防水透湿性に優れた3層構造で、すべてのファスナーに止水タイプを採用。脇の下には大型ベンチレーションを装備する。1万9900円~。
▼ホンダ コンバーティブルストレッチパンツ=ジッパー着脱によりハーフパンツとしても着用可能な、ストレッチ性に優れたライディングパンツ。両腰のポケットにはジッパーで開閉できるベンチレーションを装備。1万6000円~。
▼ホンダ×RSタイチ ステルスレザーグローブ=RSタイチとのコラボによる、落ち着いたデザインのオールシーズンレザーグローブ。400双限定生産モデル。甲と手のひらにはTPUプロテクター、手首にはフォームプロテクターを装備。指先のフィット感を向上させるMCフィットを採用し、操作時の違和感を軽減。9800円。
▼ホンダ×SPY+ MXゴーグル=USAゴーグルメーカーSPY+とのコラボモデル。日本人の顔にフィットするよう開発したクッションフォームを採用し、長時間の着用でも疲労感を軽減。レンズには衝撃や高温、低温への耐性に優れたレキサンを仕様。7500円。
紙面掲載日:2018年9月7日