ホンダモーターサイクルジャパンが主催するオフロードの楽しみを知ってもらうイベント「ホンダオフロードミーティング」の関東大会が11月17日、埼玉県川越市・オフロードビレッジで開催された。同企画は2012年にスタートし「みんなで楽しく、オフしよう!」をテーマに開催され、今回で19回目、延べ参加者は5000名を超え人気イベントに成長している。

未経験者に二輪オフロードの楽しみを知ってもらうだけでなく、チームで参加できる競技などもあり、販売店がお客を連れてきたり、仲間とともに参加するなど、一緒に楽しめる場を提供。また試乗会やレッスン、製品の展示、ゲストで訪れた全日本ライダーと交流できるなど、オフロードの魅力を満喫できるものとなっている。

好天に恵まれた当日、朝から多くの参加者が訪れ、8時半からの開会式で同社赤坂部長の開会宣言でイベントはスタート。会場のMCは末飛登さん、岸田彩美さんが務めるなか、様々なイベントが展開された。

画像: レースには大型のアフリカツインも走る

レースには大型のアフリカツインも走る

会場の一角には赤と白のクロスカブ50と、モトクロス競技車両のCRF125Rが各10台以上がずらりと整列。これはレンタル車両としてチーム対抗のオフロードリレーなど競技プログラムで使用されるもので、どちらも非常に扱いやすい車両であり、車両の持ち込みも可能であるが、レンタルということで、気軽に参加ができる。

コース自体も易しいものが設定され、車両がなくても参加でき、クロスカブ50であれば、原付一種ということで二輪の免許がなくても普通自動車免許があれば参加できるものとなっている。さらに、リレー参加者向けにMX初心者レッスンも用意されており、午後のレースへ向け午前中にレッスンを受けることも可能と、至れり尽くせりの内容となっている。

オフ経験者には、耐久レースの要素もあるホンダエンジョイ50minレースなどが用意されている。複数のクラスが混走となるが、50分にわたり存分に走りを楽しむことができる。50ccや125ccの車両から250ccなど様々な参加車両が疾走するが、なかにはアフリカツインなどの大型モデルも混ざっており、見ていても楽しいレースとなっている。

当日は全日本選手権モトクロスに参戦したライダーもゲストとして多数来場。全日本IA1クラスチャンピオンとなった山本鯨選手や、AMAモトクロス参戦の富田俊樹選手、ヨーロッパモトクロス参戦の能塚智寛選手をはじめ、大塚豪太選手(全日本IA1)、小野千成選手(同)、道脇右京選手(同IA2)、根岸瑞生選手(同)、倉持陵生選手(同)、川井麻央選手(同レディス)、小野彩葉選手(同)が来場し、レースでは参加者に交ざりコースを走ったり、昼にはゲストライダー全員でデモ走行を行ったりしてその高い技量を披露した。

子供向けのオフロード体験では若手のライダーが講師を務めるなどしたが、子供向けのレースでは全日本チャンピオン山本選手がCRF50Fを駆り、レースに参加、未来の全日本ライダーと激戦を繰り広げた。

参加型の競技プログラムに加え、体験プログラム多く用意され、子供のオフロードスクールや、オフロードモデルの体験試乗、CRFシリーズオーナーにはレッスンも行われた。最新の競技向けCRFシリーズも展示され、東京モーターショーで発表された新型アフリカツインも展示された。競技プログラムの最後はチーム対抗オフロードリレー。クロスカブ50のワンメイクレース、市販車レース、競技車両レースと行われた。ゼッケンをバトンに各チームがコースを疾走。仮装したライダーあり、転倒した仲間を笑ったり心配したりと、レースというよりは運動会のような雰囲気のなか競技は進んだ。

最後のレースに最後尾となってしまったライダーには、西日も差しだしたコースで参加者全員がゴール地点で手のアーチでトンネルを形成、皆で温かく迎える中、最後のライダーが通過し無事ゴールとなった。

今回の参加は延べ人数で589名(HMJ発表、前年比109.7%)となった。

画像: 子供から大人までオフを楽しむみんなが集合し、笑顔で記念撮影

子供から大人までオフを楽しむみんなが集合し、笑顔で記念撮影

紙面掲載日:2019年12月13日

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