インディアンモーターサイクルをはじめパワースポーツモビリティを製造販売する米国ポラリス社は、今年1月に設立した子会社ポラリスジャパンが、10月1日より日本市場でインディアンなど製品の輸入販売を行うと発表。来日したポラリス社のスコット・ワイン会長兼CEOが本紙の取材に応じ、日本市場での期待などを述べた。

日本では9月まで㈱ホワイトハウスオートモービル(ホワイトハウス、名古屋市)がインディアンほか多数の製品販売を展開。ポラリス社にとって北米以外で日本市場は3番目の市場に成長。将来的に日本で成長するために「今のタイミングが成功できると確信した」と日本市場参入の理由を挙げる。

──日本市場のポテンシャルは、どのように認識するか。

「日本は大きい市場だ。まず二輪車の販売では1000台を見込む。中長期で見れば成長は倍々に拡大できる。ゆくゆくは日本市場が中国市場を上回れるような機会もあるのではと考えている。他(市場や製品)では米国や日本のメーカーなどに勝ってきた実績がある。日本でも同様の結果が得られるだろう。

二輪車では日本も歴史があり市場での長い文化があるが、ATVなどでは乗れる環境が限られているため、今からそうした環境や文化を作っていきたい。この文化づくりに関われれば大きなチャンスがあるだろう」

──ATVでは米国と日本とでは国土や環境が大きく異なる。日本での戦略も大きく変わるのでは。

「3つの要素として、FTRの成功のように『良い製品』、知名度が高いインディアンなど『ブランドづくり』、そして『強いディーラー』で伝えていくことで、日本に適した戦略がつくれるだろう。良い製品を顧客に伝え、収益性を高められる体制づくりを本社がサポートしていく」

──各国で関税率が高まるなど課題も多い。

「我々は外部の環境よりも、常に顧客を注視している。これが最も重要だ。一方で海外では現在ベトナムに工場建設を計画。そうした動向も注視するが、関税よりも顧客への還元だ。生産工場については主に米国工場を中心に、一部をポーランドで生産している状況だ。ポーランドは主にヨーロッパ向けで、当然関税対策でもある。もしも関税で大きなメリットが見込めれば、その地域に工場設置もあるだろう」

──現在の課題や注目する事柄は。

「いま最も重要なことを挙げるとすれば、テクノロジーを変えていく技術革新だ。すべての製品に簡単にアクセス可能になるように、様々な角度から変えていきたい」

画像: 米ポラリス社 スコット・ワイン 会長 兼CEO/日本市場「倍々に拡大」

紙面掲載日:2019年11月1日

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