国土交通省や自動車点検整備推進協議会(自動車関係31団体で構成)などによる「自動車点検整備推進運動」全国統一強化月間が、9月に展開(既報)。そのキックオフとして記者発表が9月8日に開かれた。

自動車点検整備推進運動は、四輪車・二輪車の使用者が適切な点検・整備を実施することの必要性や重要性を認識し、その適切な保守管理をより一層図る機会の拡大が狙いで、今年が27回目。そのうち全国統一の強化月間を9月としてクルマと私の物語、ずっと続く未来の安心をテーマに掲げ展開する。

今回の発表会は新型コロナウイルス感染拡大防止対策から、オンライン開催とした。ゲストには人気お笑いコンビ・ミルクボーイ(内海崇さん、駒場孝さん)の二人とパラデル漫画家・本多修さんを招いた。

冒頭、主催者を代表して国交省自動車局整備課の佐橋真人課長があいさつ。「昨年9月から11月までに発生した自動車の路上故障は約7万件あるが、その中でもタイヤ、バッテリー、エンジンなどの故障が多く発生している。これらの故障は、日常点検や定期点検を確実に実施することで未然に防げたと思う。安心、安全なカーライフのためにも点検整備の必要性や重要性を幅広く理解してもらうことが重要だ。本日のイベントを皮切りに、ウェブでの動画公開やテレビCMなどを通じ、自動車ユーザーに保守管理意識を高めてもらい、確実な点検整備の実施につなげていきたい」と述べた。

ミルクボーイの内海さんは18歳で免許を取得したものの、現在34歳でペーパードライバー。駒場さんも自動車を運転するのはほとんど奥様だそうで、専ら助手席担当。しかし最近は仕事で運転する機会も増えてきたこともあり、「今後のためにも今日しっかりと学んでいきたい」と意気込みをみせた。

続いて、イラストと実写が入り交じり飛び出しながらストーリーが進むパラパラ漫画「パラデル漫画」の作者で知られる本多修さんが、好評だった昨年に続いて今回も同運動のために制作したPRムービーを紹介した。

このあとさらに、昨年開催された「第22回全日本自動車整備技能競技大会」(日本自動車整備振興会連合会主催)で優勝した整備士(池田誠司さん・渡辺優樹さん)による日常点検整備デモンストレーションを実施。ミルクボーイの二人は整備士日本一の二人からアドバイスを受けながら、エンジンルームまわりや車体まわり、運転席まわりの点検に臨んだ。

点検整備デモを終えたあと、内海さんは「日常点検の大事さを広めていきたい」、駒場さんは「日常点検は難しいというイメージがあったが、覚えて慣れれば簡単なのが分かった。これから自分の家の自動車も点検して乗るようにしたい」と今後に意欲を示した。同イベントをキックオフとしてウェブサイトを公開、同イベントの配信映像やキャンペーンムービーが配信される。

画像: 左からミルクボーイの駒場さんと内海さん、国交省の佐橋整備課長、パラデル漫画家の本多さん

左からミルクボーイの駒場さんと内海さん、国交省の佐橋整備課長、パラデル漫画家の本多さん

画像: 整備士日本一のアドバイスを受けながら日常点検デモンストレーションに臨むミルクボーイの2人

整備士日本一のアドバイスを受けながら日常点検デモンストレーションに臨むミルクボーイの2人

画像: 本多さんが制作したPRムービーを紹介

本多さんが制作したPRムービーを紹介

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