二輪車業界で活躍する女性にスポットを当てる当企画。今回はヤマハの販売店で活躍する女性を紹介する。
画像: 店頭POPで来客を笑顔に
YSP浜松 営業アシスタント 鈴木苗子さん

a取材したのは、静岡県浜松市にあるYSP浜松に勤務する鈴木苗子さん。同店は静岡県中西部を中心に3店のYSPを構えるエルドラードグループのひとつで、グループの中で最も店舗スペースが広く、二輪車専用の民間車検場も完備しているほか、中古車の専用展示スペースも設けている販売店でもある。

また、オフロード系に強い店舗でもあり、セローの販売実績も多いという。トライアル競技を行っているスタッフも在籍しており、同店舗で勤務する工場長もエンデューロ競技を行っていたことがあるというベテラン揃い。レースのサポートも行っていることで、競技車両も頻繁に注文が入るという。在籍10年目の鈴木さんが入社したきっかけを伺うと、知り合いの紹介で入ったそうで「面接で会長(和田茂氏)と面談をしたのですが、人柄の良さが分かったので入社を決めた」という。

現在は納車の事務手続きを中心に仕事を行っているというが、鈴木さんが全面的に任されている業務がある。それは店頭でのPOP制作だ。店頭で飾られているPOPを全て手がけているといい、車両を購入したオーナーさんへ向けてメッセージを添えた〝納車ボード〟も鈴木さんのアイデアで、納車される1台1台、オーナーさんに向けて思いを込めて書いているという

普段から絵を描くのが好きで、POPも最初の頃は手書きで制作していたという。最近はパソコンを使っているが、手書きの方が実は大変だとも。また、POP作りで常に心がけているのは「店内に入ってきたときにパッと目につくように派手にしている」点で、店頭でセールを始めた時なども、とにかく目立つようにしているという。

画像: 納車ボードで当日の納車車両と購入者をお知らせする

納車ボードで当日の納車車両と購入者をお知らせする

そんな鈴木さんだが、実は二輪免許は原付一種のみ。普段の業務では二輪に乗車する機会はほぼないそうで、二輪免許を取る誘惑はあったが行動には移せなかったとも。ただ、扱う車両の知識は必要なので、普段からスタッフとコミュニケーションを取ることで情報は蓄積しているという。

一時はビーノで通勤していたそうだが、「この辺りは冬は遠州のからっ風と呼ばれる北風が凄くて、冬に通勤するのがしんどくなって……。特に橋を走行する時は風も強くって寒くて、バイクも全然前に進まないんです。体感温度で言うと雪国より寒いんですよ。夏は楽しかったんですけど、冬にめげました」と笑う。

仕事でのやりがいを聞くと「繁忙期は1日10台もの納車が重なる時があります。納車の準備は一人で行っているので、お客様への納車がスムーズにいくと達成感を感じますね」と、力を込める。

画像: グループ店で使えるクーポンも作成。肖像画は和田会長となっている

グループ店で使えるクーポンも作成。肖像画は和田会長となっている

接客も上手で頼りにしています(和田店長)

入社したときから温かく見守っている店長の和田篤さんは鈴木さんの仕事ぶりについて「POPとかも上手で、凄く助かっています。センスが良いし店頭の掲示物は全部任せている。あと、やっぱり笑顔が良い。直接の販売には携わらないけど、お客様への応対も上手で頼りにしている」と、全幅の信頼を置いている。和田さん自身も普段から忙しくしており、店舗作りやショールームの雰囲気作りまでは手が回らないそうで、そういったことも含めて任せたいとも言う。

これからの鈴木さんに期待していることを聞くと「これ以上任せると、仕事が膨大になるので、パンクすると思う。実は今の仕事量はかなりハードです」と笑う。
YSP浜松はアットホームな雰囲気だという鈴木さん。今後については「お店作りにもっと関わりたい。まだ、ショールームとかの雰囲気が控えめな印象なので、ハロウィンとかクリスマスの時期にはさらに季節感を出していきたい」と思いを募る。

これからのYSP浜松は周辺でも評判のショールームになりそうだ。

画像: 店作りは彼女に全部任せているという店長の和田さん(左)

店作りは彼女に全部任せているという店長の和田さん(左)

画像: 接客も上手で頼りにしています(和田店長)

◆YSP浜松 ▽所在地=静岡県浜松市中区茄子町353-15
▽営業時間=平日10時~19時
▽定休日=毎週水曜日・毎月第二火曜日
▽☎053・465・4545
https://hamamatsu.ysp-shop.com/shop

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