2007年公開の映画『世界最速のインディアン』が、横浜シネマ・ジャック＆ベティで8月19日(金)～21日(日)の3日間に限りリバイバル上映される。18日(金)バイクの日には上映後、映画監督・中村高寛氏、モーターサイクル写真家・増井貴光氏によるプレミアムトークショーも予定されている。
伝説のライダー、バート・マンローの実話を映画化
『羊たちの沈黙』などで知られるアンソニー・ホプキンス扮する主人公バート・マンローは、愛車インディアン・スカウトの改良を続けて63歳にして世界最速記録を樹立した伝説のライダー。「夢を忘れた人はキャベツだ！ 中身がない」の名言を残した男の、型破りな実話がこのたび35mmフィルムでリバイバル上映されることとなった。
40年以上、改良を重ねた愛車“インディアン・スカウト”を駆る
味のある35mmフィルム上映ができる映画館が珍しくなるなか、1952年から愛され続ける横浜シネマ・ジャック＆ベティで味わえる貴重なチャンスとなる。劇場入口には最新のインディアン・スカウトである"Scout Rogue"が展示され、また18日のバイクの日プレミアム上映では来場者全員にインディアンMCノベルティーも用意される。
「夢を忘れた人はキャベツだ！ 中身がない」型破りな男の物語
■上映作品タイトル：世界最速のインディアン －THE WORLD'S FASTEST Indian－
監督・脚本・制作：ロジャー・ドナルドソン（『リクルート』『13デイズ』）
主演：アンソニー・ホプキンス（『羊たちの沈黙』『ファーザー』アカデミー賞主演男優賞）
2005年／ニュージーランド、アメリカ／127分
■上映日程
8/19(金)18時30分～ ※上映後トークショーあり
8/20(土)・21(日)13時～
■料金
8/19(金)バイクの日プレミアム上映：一律2,500円
8/20(土)・21(日)通常上映：一般1,800円、大専1,500円、シニア1,200円、高校以下・障がい者1,000円
■劇場ホームページ
https://www.jackandbetty.net/
■プレミアムトークショー出演者
・中村高寛氏
映画監督。主な作品『ヨコハマメリー』(2006年)、
『ヘンリ・ミトワ禅と骨』(2017年)、そのほかNHK特番。
横浜文化賞芸術奨励賞ほか11の受賞歴
・増井貴光氏
モーターサイクル写真家。
ボンネビル・モーターサイクルスピードトライアルズを2010年より撮影。
2017年には写真集『bonneville』を出版した。
【あらすじ】
ニュージーランド南端の町、インバカーギル。小さな家に独りで暮らしている初老の男バート・マンローは、40年以上も前のバイク“1920年型インディアン・スカウト”を自ら改造し、ひたすら速く走ることに人生を捧げてきた。そんな彼の夢は、ライダーの聖地、アメリカのボンヌヴィル塩平原（ソルトフラッツ）で世界記録に挑戦すること。いよいよ肉体的な衰えを痛感し、もはや挑戦を先延ばしにはできないと悟るバート。そして、周囲の人々の協力もあってどうにか渡航費を捻出すると、貨物船にコックとして乗り込み、海路アメリカを目指すのだったが…。
