東名高速道路・浜松ICから南方へ12kmほど。中田島砂丘や遠州灘海岸からほど近く、国道1号線「卸本町」交差点から1分程度走ったところに、マックスフリッツ第2の直営店となる浜松店がオープンした。【PR企画】
画像: 浜松市中央区卸本町に誕生したマックスフリッツ浜松店 ameblo.jp

浜松市中央区卸本町に誕生したマックスフリッツ浜松店

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二輪車と織物の歴史が交わる地に誕生

プレオープンのセレモニーが開かれた3月8日、店長を務める石塚厚氏はこうあいさつした。

「浜松といえば『バイクのふるさと』。そしてこの店舗を構えた(浜松市中央区)卸本町は元来、繊維業界の問屋街としてつくられた街。二つの産業と所縁のある地でマックスフリッツのアパレルを販売できることに意義を感じます」

画像: バイクのふるさとであり、織物の街で開店した縁を喜ぶ石塚店長

バイクのふるさとであり、織物の街で開店した縁を喜ぶ石塚店長

織物を取り扱う卸業者たちが、浜松市の中心部から移転して卸商団地を形成したのが半世紀ほど前のこと。高度経済成長期の佇まいを残すこの街には現在、新たな事業者たちが入居してきているという。そんな街に誕生したマックスフリッツ浜松店は、本店をも上回る40坪の売り場面積が特徴だ。

画像: マックスフリッツの商品ラインアップが全国で最も数多く並ぶ店内

マックスフリッツの商品ラインアップが全国で最も数多く並ぶ店内

「正直こんな大きい店舗だと思っていなくて、びっくりしています。本当に(商品を)見ていて楽しいなと」

プレオープン記念のトークショーに臨んだwebオートバイ編集長・西野鉄兵氏は目を輝かせた。自身が15年来のマックスフリッツ愛用者だ。

「バイク乗りの普段着」を提供するブランドとして、このブランドが立ち上がったのは2000年のこと。従来二輪車用品でなく一般アパレルの企画会社を営んできた佐藤義幸氏(デザイナー/パタンナー)が、自ら着用して走るためのウエアを作っていたのが始まりだ。

走行時に求められる耐久性や機能性を備えつつ、バイクを降りて洒落たカフェに入ってもしっくり馴染む。そんな「バイク乗りの普段着」は、東京・中目黒の本店(現在は葛飾区に移転)でのみ販売されていたが、徐々にファンを獲得。現在は全国5店舗のフランチャイズ店が運営されており、取扱店も増えている。

画像: プレオープンレセプションでのトークショー。右からRuriko氏、西野氏、佐田氏

プレオープンレセプションでのトークショー。右からRuriko氏、西野氏、佐田氏

女性愛用者の一人としてトークショーに登壇したモトブロガー・Ruriko氏は、ある日、マックスフリッツ取扱店で出合ったウォームパンツを試着して衝撃を受けたのだという。

「(防寒ウエアに馴染めず)それまでは真冬でもジーンズをはいてバイクに乗っていたんです。でもそのパンツは無茶苦茶あったかいし、スタイルよく見えるし、何だこれ!と。思い切って買って、それ以来ファンに」

そこには、佐藤氏がパタンナーとして培ってきた技術が生きていた。男性ライダーも女性ライダーも、着用すれば立体感が出てスタイル良く見えるのだ。あたかも脚が長くなったかのように。

ライダーである佐藤氏が、ライダーのために作ったウエアゆえ、着用するほどにハマる。そんなマックスフリッツは、去る22年5月、㈱デイトナの傘下に入った。事業の継続性と販売網の強化を考えた佐藤氏と、アパレル領域を強化したいデイトナがシナジーを確信してのM&Aであった。デイトナ社長であり、またマックスフリッツを運営するオーディーブレイン社長も兼務する織田哲司氏はこう語る。

「佐藤氏と知り合ったのは17年のこと。キャンプ場で一緒になり、色々話すなかで協業を考えた経緯があります。M&Aが実現してから、デイトナの若手スタッフも大変喜んで佐藤さんにすごく慕っていて、一般服のデザイナー/パタンナー出身でありつつ、心底バイクが好きな佐藤さんに勝る師匠はいないですよ。新しいバイクウエアを作りたい若手にとって」

画像: レセプションであいさつする織田社長

レセプションであいさつする織田社長

敢えてマックスフリッツの商品を市場にあふれさせるようなことはせず、デイトナグループのモノ作りに佐藤氏のノウハウを注入する道を選択。23年にはその成果となるアパレル商品をリリースしている。

「マックスフリッツの希少性は、ブランドとして良い部分でもある」

そう語るのは、オーディーブレインのプレス/FC統括マネージャーを務める佐田やすよ氏。希少性を保つことによって既存のファン、ユーザーの満足感を大切にできる面もあるのだという。

その一方で、やはりM&Aで変わった部分も大きい。デイトナ管理部門の尽力もあり、マックスフリッツ全店舗のレジをシステム化。「どこのお店に何があるか、すぐにわかる」体制になったと喜ぶ。以前はExcelで在庫管理していた佐田氏であればこそ、これは実感できる価値であろう。

画像: 在庫管理化しやすくなったと佐田氏。マックスフリッツのウエア着用で新幹線に乗り、プレオープンに駆け付けた

在庫管理化しやすくなったと佐田氏。マックスフリッツのウエア着用で新幹線に乗り、プレオープンに駆け付けた

商品を売るだけでなく ライダーが楽しめる場に

そして、このたびオープンしたマックスフリッツ浜松店を語るにあたり、欠かせないのが運営を担う㈲キーウエストクリエイティブだ。地元のデザイン会社として各種広告ツールやウェブ、動画など幅広く手掛け、デイトナグループとも付き合いは長い。地場産業であるバイク、あるいは音楽などの分野で活躍する人々を紹介するフリーマガジン『エンシュージアスト』を発行してもいる。マックスフリッツ浜松店の立ち上げに向けては物件探しをサポートするなか、そのバックヤードにオフィスを移転し、店を切り盛りすることに。そのいきさつについて同社代表・山川弘記氏は語る。

「個人的にも会社としても、やりたかったことが今回カタチになった。紙からウェブへとコミュニケーションツールを手掛けてきたなかで、実際に人と会って接客できる場を運営することに関心があったので」

従来のオフィスが手狭になってきたこともあるというが、マックスフリッツおよびデイトナの志向と相通ずるものを感じた。これがコミットする動機であった。とはいえ「物を売っていかなければいけないという現実はある。そこは良い意味でプレッシャーを感じながらやっていきたい」とも。

画像: 店内には趣味のアイテムが数多くディスプレイされている。山川氏のCD125Tなど、スタッフのライフスタイルを反映した品々を眺めるのも楽しい

店内には趣味のアイテムが数多くディスプレイされている。山川氏のCD125Tなど、スタッフのライフスタイルを反映した品々を眺めるのも楽しい

織田氏も同じ思いだ。

「キーウエストさんと色々話すうちに『エンシュージアスト』のコンセプトなどと弊社の思いは一致した。『だったら一緒にやろうじゃないか』と」

そしてこの店舗では単に商品を売るだけでなく「バイクライダーさんが色々と楽しみ、回遊できる企画を打ち出していければ」と、熱を込める。

◆マックスフリッツ浜松店=静岡県浜松市中央区卸本町52 ▽TEL053-570-1222 ▽営業時間=11時~19時 ▽定休日=水・木曜日

画像: maxfritz.jp
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