考えるリーダー/Interview インタビュー

2019-04-19

プロト/市場の好調ぶりに驚き

商品部・住田智政部長、営業部1課・熊田大二郎課長

今年は「楽しみ方変わる」

二輪車業界では国内新車市場が低迷する一方で、軽二輪車以上の保有台数は微増の状況にある。こうした環境の中、国内の部品用品市場について、㈱プロト(愛知県刈谷市)の商品部の住田智政部長に、部品用品市場の変化や今後について聞いた。他方で先頃、業者向けバイクオークションのオークネットと二輪車販売店向けサービスで相互連携。連携について営業部営業1課の熊田大二郎課長にメリットを聞いた。(取材=3月1日)

――市場やユーザー変化をどのように認識するか。

「高齢化が進んでいる一方で、若いユーザーも確実に二輪車に参入していると思う。東京モーターサイクルショーの来場者やツーリング先でも25歳前後の若い方がバイクに乗ってこられる光景をよく見受けます。ただ単に高齢化だけではないと考えています。

若者にはたくさんある楽しみの中で、バイクを選ぶ方も一定数はいると思います。高齢者だけがバイクで楽しむのではなく、250ccのバイクでも、250ccの楽しみ方があると考えます」

――パーツに加え用品も強化している。パーツと用品の販売状況や割合は。

「パーツも一定の割合で伸びています。商材の強化をしている用品はそれ以上に伸びています。アクセサリーやバッグ、アパレル商品なども確実に拡大しています。アクセサリーではスマートフォン関連や映像撮影カメラなども好調な販売です。

購入者は若者に限らず、世代を問わず、装着率が高まっています。こうした商品は、今後も需要が増えると考えています」

――今後の市場についての認識は。

「好景気が長期で続いています。昨年から今年にかけて暖冬であったこともその要因として挙げられます。この先のGW10連休。それから消費増税前がありますが、こうしたことで売り上げはさらに好調に推移するとみています。

ユーザーの高齢化については、余暇時間が増えるともいえます。他方、働き方改革で休日が増える傾向です。こうした背景からツーリングやキャンプの需要が一層増えると思います。一泊と10連休のツーリングでは持ち物、装備が違います。(ライダーの)長距離ツーリングも増えるでしょう」

――二輪車関連メーカーの今後については。

「バイク店でユーザーさんの車両に装着して頂く場合は、合法であることが第一条件です。また四輪同様に、二輪車でも今後シフトしていくと思われるEV関連にも取り組みたいと考えています」

――他方、2月に業者向けバイクオークションのオークネットと提携した。

「オークネットさんとは各地の販売店組織のAJの総会で会っていて、提携では約1年前より準備をしてきました。私どもでいえばプロトの既存顧客でオークネットさん未契約店であれば、プロトのウェブ発注システムを通しオークネットさんのバイクオークション、共有在庫のワンプライスのサービスへ代行落札が可能になります。私どもの顧客販売店さんへのサービス向上、取り引き増加につながると考えています。

また、オークネットさんの会員であれば、私どものウェブ発注システムを使えることで、中古バイクと同時に加修用純正部品や用品が購入できます。両社で顧客である販売店さんの特長が異なるため、お互いに会員店様の支援、新規のお客様の開拓につながると判断しました。

私どもでは『ワンストップ・ディストリビューター』を目指し、何でも揃うという認知を高めたいと思っています」


商品部の住田部長


営業部1課の熊田課長

紙面掲載日:2019年4月19日