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2019-03-29

JSB1000&鈴鹿8耐スペシャルステージ トップチームのエースライダーと監督が登場

東京モーターサイクルショーのアトリウム中央ステージで3月25日、全日本ロードレース選手権のトップライダーや監督らによる「JSB1000&〝コカ・コーラ〟鈴鹿8耐スペシャルステージ」が行われ、開幕が迫る全日本ロードレース選手権と、7月25(木)~28日(日)に開催される鈴鹿8時間耐久ロードレースについて、意気込みなどが語られた。

ステージには、▼チームHRC▽高橋巧選手▼カワサキチームグリーン▽黒川治監督▽渡辺一馬選手▼ヨシムラスズキMOTUL▽加藤陽平監督▽加賀山就臣選手▼ヤマハファクトリーレーシングチーム▽吉川和多留監督▽中須賀克之選手――の錚々たる顔ぶれが登壇。

昨年10年ぶりにワークス体制で戦ったチームHRCの高橋選手は、「今年は一歩ではなく何歩も追いつき追い越せるようにして強いチームだというのを結果でみせたい」とチャンピオン奪還に挑む。どんなコンディションでも走れるような幅広いマシンづくりをしていきたいといい、海外でのテストなどを経た手応えは順調な様子。高橋選手は「昨年1年走って絶対的なデータも取れているし、マシンも去年使ってたのとほぼ同じ状態で走れるので、チームと協力して何が何でも勝ちだけをめざしていくしかない」としている。

監督の交代、昨年のJ-GP2クラスチャンピオン岩戸亮介選手の加入、エンジンの刷新など体制が大きく変わるカワサキチームグリーン。新監督の黒川氏は、岩戸選手を勝負強いライダーと評価し「チームも勝利を目指していく上で勝負にこだわって、体制を整えていきたい」と磐石な体制をめざす。新エンジンについては、耐久性のテストなど課題は残るが、同チーム3年目の渡辺選手は、「冬の間も昨年の課題に取り組んで、レベルアップしている実感はある」とし、「決勝が終わったときにいい位置にいることができるようチーム全体で頑張りたい」と語る。

2年目の渡辺一樹選手に加え、チームオーナーとしても経験豊富な加賀山選手を起用し注目を集めているヨシムラスズキMOTUL。鈴鹿8耐を共に戦ったチームでもあり加賀山選手は「古巣に戻ってきた感がある」と話し、チューニングにも信頼を寄せる。マシンのフィーリングは変わるものの昨年から課題としている部分はほぼ同じ様子で、現在はそこをクリアするための開発を進めている。加藤監督は、昨年を厳しいシーズンだったと振り返り、「皆さんに納得して頂くためには結果でみせるしかない」と巻き返しを図る。

ヤマハファクトリーレーシングチームは、通算9回目の最高峰クラスチャンピオンに挑む中須賀選手に、若手の野左根航汰選手という2台体制。「今、チームとしての底上げが図れているのかなと思う」と吉川監督。中須賀選手は「マシンは5年目になるが毎年自分たちの課題をクリアして進化している」と述べ、トータルパッケージとして1歩リードしていることを実感している様子。また、今年は1戦1戦の勝利にこだわりたいといい「開幕戦からスタートダッシュが切れるようにしたい」とチャンピオンの貫禄をみせる。

鈴鹿8耐については、ヨシムラスズキMOTULが東京モーターサイクルショー会期中に自社ブースで参戦を発表。加藤監督は「どのライダーが走るにしろ我々がいいマシンを作っていく」と述べた。他3チームは正式な参戦発表を待つばかりだが意欲充分で、なかでも吉川監督は「5連覇を狙いたい」としている。

なお、今年の鈴鹿8耐は「#ハンパない無双感!」をテーマに、人気アクションゲーム「真・三國無双8」とコラボレーション。〝メーカー応援〟コラボキャラクターの登場など多彩な企画を通して新規層の開拓を図る。また、周辺イベント「BASE8耐」や「8フェス」なども継続して行われる。


左から高橋巧選手、渡辺一馬選手、黒川治監督、加賀山就臣選手、加藤陽平監督、中須賀克之選手、吉川和多留監督

紙面掲載日:2019年3月29日