「第44回東京モーターショー2015」に続き、全国でも昨秋から今年にかけモーターショーが開かれ、各会場は多くの人出で賑わった。昨年11~12月には名古屋・大阪・福岡の各都市で、今年1月は札幌市で行われており、今月26~28日には仙台市内で「第10回東北モーターショーin仙台2016」が開かれる。

名古屋

「第19回名古屋モーターショー」(主催=中部経済新聞社など地元メディア)は15年11月20~23日の4日間、名古屋市国際展示場のポートメッセなごや(名古屋市港区)で開催。会期中の来場者は前回超の20万3500人を数え、活況なモーターイベントとなった。

会場(1~3号館)には二輪・四輪など国内外計46ブランドが集結。二輪関連ではホンダ、スズキの国内銘柄に加え、地元名古屋に本社を置くホワイトハウスオートモービルが、地元販売店とともに米国・ポラリス社のインディアン、ヴィクトリー、ポラリス(スリングショット)を出展した。

ホンダとスズキは東京と同様に、コンセプトモデルをはじめ、参考出品車や最新市販車(予定車含む)などを四輪とともに披露。この中でスズキは国内初公開となるSV650/Aを名古屋でジャパンプレミアとして参考出品した。一方、海外ブランドはポラリス社の各銘柄の多彩な機種をラインアップ。一望できるブースレイアウトの下、多くの来場者が輸入車を体感した。さらに地元販売店などがBRP・カンナムスパイダーを出品したほか、企業・行政ブースには二輪車ETC車載器(日本無線)を設置した実車も展示され、来場者の関心を一層高めていた。

大阪

「第9回大阪モーターショー」(主催=日本自動車販売協会連合会大阪府支部、日本自動車輸入組合、メディアなどで構成する同ショー実行委員会)は15年12月4~7日の4日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で開催。前回を上回る総展示面積と出展(37)ブランドで、会期中29万人以上の来場者で賑わった。二輪関連は各地ショーと同じくホンダとスズキが多彩な二輪機種を出品。海外銘柄は名古屋に続きインディアンやヴィクトリーなどの主要機種に加え、大阪では地元販売店がハーレーダビッドソンを展示。いずれの二輪関連ブースも多くの人が訪れ、コアなバイクファンから家族連れまで、目当ての機種への跨りや記念撮影などを行い、楽しいひと時を過ごした。

福岡

 
「福岡モーターショー2015」(主催=地元産官学の団体や機関、メディアなどで構成する同ショー実行委員会)は年12月18~21日の4日間、福岡市内のマリンメッセ福岡/福岡国際会議場/福岡国際センターの3会場で盛大に開かれた。会期中は国内外の四輪28/二輪12の各ブラントが出展する中、4日間で13万0291人を動員した。

マリンメッセ福岡会場では多数の国産ブランドが出展。この中で国内二輪車銘柄はホンダとスズキのほか、福岡では連続出展するカワサキが多彩なモデルを出品し会場を大いに賑わした。一方、福岡国際センターでは輸入車各ブランドを展示。海外二輪は地元販売店が中心となり、アプリリア、モトグッチ、ベスパ、トライアンフ、KTM、ハスクバーナ、BMW、ハーレーダビッドソン、カンナムなどのブランドを出品し話題を呼んだ。

札幌

「札幌モーターショー2016」(主催=北海道や札幌市、地域経済団体、メディアなどで構成する同ショー実行委員会)は1月22~24日の3日間、札幌市内の札幌ドームで開催。国内外の四輪25/二輪等14の各ブランドが一堂に会し、会期3日間の来場者は10万6411人にのぼった。

二輪関連の出展では常連組のホンダとスズキに加え、東京会場以外で札幌が唯一の出展となるヤマハが登場。今春発売のニューモデルなどを含む多機種を用意し二輪展示ゾーンを盛り上げた。同社は電動アシスト自転車やマリンジェット、雪国ならではの除雪機なども出品。海外ブランドではアプリリア、モトグッツィ、ドゥカティ、ハーレーダビッドソン、BMW、KTM、ハスクバーナ、カンナムスパイダー、インディアン、ヴィクトリーなどが出展された。

画像: 名古屋会場

名古屋会場

画像: 大坂会場

大坂会場

画像: 福岡会場

福岡会場

画像: 札幌会場

札幌会場

紙面掲載日:2016年2月5日

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