プラモデルなどの二輪のコンテンツは模型の世界でもかなり豊富に展開されており、今開催でも複数のメーカーが新製品などを展示した。
数多くのオートバイプラモデルの製品を販売しているタミヤは、9月に発売された新製品「1/12 ヤマハ YZF-R1M」を展示。キットのみならず、モデラーにより製作される完成品マスターワークコレクションのYZF-R1Mも披露された。また、再販モデルとして隠しヘッドライトが特徴の「スズキ GSX750S ニューカタナ」も展示された。
ハセガワのブースでは、11月発売予定の「1/12 カワサキ KH400-A7」が出展。色分けされた樹脂で各部品が成型されており、塗装なしの組み立てでもかなりの完成度を持つという。航空機などのプラモデルを多く展開するハセガワだが、二輪のモデルも人気が高いそうで、特にここ数年販売している旧い車両のプラモデルは、年齢層が高めの購入者が目立つという。
青島文化教材社のブースでも数多くの二輪モデルを展示。1/12完成品バイクシリーズのモデルが豊富に展示され、「スズキ GSX1100KATANA」(12月発売予定)、「カワサキ 900Super4」(12月発売予定)から「カワサキ Z900RS/CAFE」(12月発売予定)、「スズキ GSX=R1000R」(発売中)などの最近のバイクのモデルまで展示。「ホンダ スーパーカブ」(19年春発売予定)「ヤマハ SR400/500」(19年春発売予定)などの新製品も注目となった。
模型が展示される会場にあって実車を展示したのがウラルジャパン。普通免許で運転できるサイドカー付きモデル「GEAR UP」(ギア アップ、214万円~)を出展。関係者によると「これ(ウラルの車両)も遊ぶものなので、だったら〝ホビー〟でいいんじゃないかと、出展を決めました」という。数多くの小さな模型が展示された今回の全日本模型ホビーショー、実車あってのプラモデルという面もあるが、どちらも楽しめるものであり、二輪車に関しては実車が実物大の模型という側面もあるのかもしれない。
紙面掲載日:2018年10月26日