㈱リバークレインが支援する「ウェビック チームノリック ヤマハ」の2019年チーム体制発表会が3月7日、東京都世田谷区のリバークレイン本社で開催された。

ノリックこと故阿部典史さんが結成した「チームノリックジュニア」からスタートし、現在はノリックの父である阿部光雄さんが監督を務め、若手の育成を主体に活動している同チーム。リバークレインによる支援は9年目を迎えた。今年の体制も昨年同様の若手ライダー3名で、阿部恵斗(15歳)、青田魁(13歳)、昨年からレース活動を始めたノリックの長男・阿部真生騎(15歳)の各選手となる。

冒頭、あいさつに立ったリバークレイン信濃孝喜社長は「サポートさせていただいて9年目となるが、ロードレースやバイクを取り巻く環境がいろいろと変わってきていると感じる。レースや、レースのカルチャー、スポーツとしての在り方など、いろいろなところで変革している。そんな中でチームノリックは、モトGPにつながるような日本人の若手ライダーを育てるという変わらないミッションを追い続けている。変わらないミッションを追いかけるために我々自身が変わり続けなくてはならないと感じている。これからも全力で支援し、レース活動やレース業界を盛り上げていきたい。日本だけでなく、アジア、世界に繋がっていく活動になっていくのではと思っている」と述べた。

各ライダーの2019年の参戦内容は、阿部恵斗選手は、全日本選手権ロードレース・J-GP2クラスにYZW-N6で参戦。今年で終了してしまう同クラスであるが、将来の1000ccクラス参戦を見据えた1年とするという。「目標は全戦上位で戦い、表彰台に乗れるように頑張りたい。テストもいい方向にいっているし、去年と違って、全コース経験しているので、目標はクリアできると思っている」と抱負を語る。

青田魁選手は筑波選手権ロードレースのS80クラスなどに参戦する。昨年は同クラスにモトクロッサーをベースとするマシンで参戦したが、今年はTZフレームの車体にYZ85のエンジンを搭載した、より戦闘力の高い車両での参戦となる。青田選手は「トレーニングをたくさんして、表彰台に立てるよう頑張っていきたい」と語っていた。

阿部真生騎選手は、当初ST600クラスへ参戦を予定していたが、ライセンスの関係からまだ参戦できないこととなり、今年は600ccの練習もしつつ、筑波ロードレース選手権JGP3クラス、JP250クラス他に参戦予定。レース活動2年目となる真生騎選手は「まずはJP250で筑波で6秒台を出したい。600の練習もがんばって、来年の600のレースで結果を残せるよう頑張っていきたい」と具体的な目標を掲げていた。

画像: 信濃孝喜社長

信濃孝喜社長

画像: 昨年同様の体制で2年目を迎える「ウェビック チームノリック ヤマハ」。左より阿部真生騎、阿部恵斗、青田魁の各選手

昨年同様の体制で2年目を迎える「ウェビック チームノリック ヤマハ」。左より阿部真生騎、阿部恵斗、青田魁の各選手

紙面掲載日:2019年4月5日

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