日本二輪車普及安全協会(日本二普協/伊東孝紳会長)が主に一般ライダーの初心者向けに毎年全国展開している二輪車安全運転実技講習「グッドライダーミーティング」(Gミーティング)の2020年度日程が、このほど発表された。今年度も47都道府県(開催等未定県含む)で開催を計画、4000人以上の動員を目指す。好評の女性限定レディース開催は13回を計画している。
画像: 初心者向け二輪車安全運転講習「Gミーティング」
自身の技量確認とスキルアップを図る
2020年度計画発表/日本二普協

女性限定クラス13回計画

Gミーティングは、グッドライダー宣言者のための初心者向け体験型実技講習として毎年行われているもの。二輪車利用者自身の安全運転技量を把握してもらうとともに、混合交通の中での交通ルール・マナーと安全運転基礎知識の習得、安全運転技術の向上を図ることによって二輪車交通事故を抑止しようと、日本二普協が重点事業の一つに位置付けている。14年度からは47都道府県実施化が実現している。

各会場では主に地元の都道府県二普協が主催し、地元の警察や交通安全協会、二普協会員販売店などの協力を得て行うものが多いが、地元の二普協と警察が共催したり、地元の交通安全協会が主催するものに日本二普協が協力して行ったりするものもある。

講習は、大きく分けて実技講習と安全講話で構成。日本二普協の統一カリキュラムのもとに行われる。指導体制は、全日本交通安全協会二輪車安全運転推進委員会の認定資格を持つ二輪車安全運転特別指導員および指導員が中心となって進められ、親切で丁寧なアドバイスが好評。

各都道府県とも警察との連携が図られていることもあり、白バイ隊員なども加わるケースが多い。会場は主に各警察本部の運転免許試験場内や民間自動車教習所内教習コースで、使用車両はユーザー持ち込みとなる。

19年度Gミーティングは47都道府県・開催111回を計画、動員目標に3985人を掲げて展開した。しかし、度重なる台風の襲来などの自然災害により5回が中止となり開催45都道府県・全106回、動員3444人にとどまったものの、前年度比では40人減と、ほぼ前年度並みの受講者となった。

今年も4月から12月までの9カ月間を計画。現在開催日等未定の2県を含め47都道府県での開催が予定(表参照・3月18日現在)され、このうち女性限定のレディース開催13回と高齢者対象開催1回も計画されている。

レディース開催は、女性インストラクターや女性白バイ隊員らが中心となって行われるところが多い。Gミーティングの受講者は依然、男性の割合が多いが、レディース開催は文字どおり、女性限定開催となっていることから、男性に気兼ねなく受講でき、女性白バイ隊員と一緒に走れることや、女性インストラクターおよび女性白バイ隊員との座談会を行う会場もあることから、毎年人気が高く、開催回数を増やしてほしいという声も聞かれるという。

初心者や運転に不安のある人には、自動車教習所で学んだこと以外の細かな部分の習得、ベテランライダーにとっても、我流で間違った解釈のまま日頃運転していないかを再チェックする場として好評となっている。

画像: 女性限定クラス13回計画

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