警視庁交通部は、二輪ライダーに「ヘルメットの正しい着用」「プロテクターの着用」を呼びかけるため、人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」を起用した啓発ポスター(写真)を制作した。
東京都内の二輪車交通事故の致命傷となった部位は、過去5年間で「頭部48・1%」「胸腹部35・1%」となっている。
こうした中、警視庁が昨年行った一般ライダーに対する聞き取り調査(3577人)では、ヘルメットのあごひも結束状況は3割が不適正だった。また、プロテクターについては「プロテクターを知らない」が1割と認知度は高くなってきてはいるものの、「着用が面倒」ということで5割が着用していない。
今回の啓発ポスターでは”ももクロ”の愛称で人気の4人組ガールズユニット「ももいろクローバーZ」(百田夏菜子さん、玉井詩織さん、佐々木彩夏さん、高城れにさん)を交通安全広報大使”交通アンゼッター”(造語)として起用。二輪車利用者に「オートバイは安全装備で!胸部プロテクターを着用しよう!」「ヘルメットのあごひもをしっかり締めよう!」と呼びかける。
ポスターは都内の各警察署や運転免許試験場に、また、日本二輪車普及安全協会を通じて二輪車販売店や二輪車用品販売店に配布。このほかチラシも制作した。
なお、同ポスター右下のQRコードを読み取ると警視庁のYouTubeにつながり、ももクロの交通安全メッセージを聴くことができる。