2019年中の二輪車盗難認知件数が、1万5000件以上あった前年よりもさらに4000件以上も下回り、約1万1000件となったことが警察庁まとめで分かった。
19年の乗り物盗難認知件数は、全体で18万7101件にとどまり、前年比2万0698件=10・0%減となった。
このうち二輪車の盗難は1万1255件で前年比4037件=26・4%減と、10年から10年連続減、ピーク時(1989年・約27万1000件)の4・2%の水準にまで減少した。検挙件数は2422件で同230件=8・7%減、検挙率は21・5%で同4・2㌽増。検挙人員は841人で同362人=30・1%減、うち少年は725人で同333人=31・5%と、全検挙人員に占める割合は86・2%で同1・7㌽減。
二輪車盗難認知件数のピーク月は3、5月の2カ月で、いずれも1100件。最小月は12月の約800件だった。
このほかの乗り物盗難を見ると、自転車盗難は16万8703件で前年比1万5176件=8・3%減、自動車盗難が7143件で同1485件=17・2%減となった。