埼玉県警察本部交通部は、同県警が行う二輪車安全運転講習などへの参加者に対し、「二輪車講習カード」「グッドライダー証(シール)」を交付している。
画像: 二輪車講習カード

二輪車講習カード

埼玉県内では、今年に入って二輪車の交通死亡事故が多発傾向にある。このため、埼玉県交通安全協会と埼玉県交通教育協会の協力を得て、二輪車運転者の安全運転意識の高揚、事故防止を図ろうと、免許保有歴や講習会受講回数に応じて、今回のカードとシールを交付することにしたもの。

二輪車講習カードは▼グリーン(初級/ビギナー)=二輪免許を保有する高校生、二輪免許取得後1年以内の初心運転者および希望者。カードのカラーはグリーン▼ブルー(中級/一般)=初級以外▼ブラック(上級/エキスパート)=中級以上で、年間1回以上、通算で3回以上の講習受講歴があり、かつ過去3年間の無事故無違反者(運転記録証明書により無事故無違反を確認する)──の3種類のカードを用意。対象となる講習会は、埼玉県二輪車普及安全協会と共催している「グッドライダーミーティング埼玉」も含まれる。

グッドライダー証は、講習会の参加ごとに交付するもので、カラーはシルバー。講習を継続的に受講(3回)、および講習会を年1回以上受講し、1年間無事故無違反の場合にはゴールドシールを交付する。交付期間は、8月以降、規定枚数を交付次第終了する。

昨年の埼玉県内における二輪車乗車中死者数の半数以上が、免許取得後10年を超えており、そのうち車種別では原動機付自転車(一種・二種)が8割、通行目的別では通勤(出勤、退社)が約5割を占めている。事故原因(法令違反)別では、「速度超過」「ハンドル操作不適」が最も多い。

また、二輪車乗車中負傷者を時間帯別でみると、▽朝(6~10時)と夕方(16~20時)の通勤・通学時間帯に多く発生するなどの特徴がみられる▽負傷者数が少なくなる深夜(0~6時)は、致死率(死傷者に占める死亡者の割合)が3%を超えるなど、重大事故につながる危険性が高い傾向にある──という。

画像: グッドライダー証(シルバー)

グッドライダー証(シルバー)

画像: グッドライダー証(ゴールド)

グッドライダー証(ゴールド)

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