ノリックこと故阿部典史さんの父、阿部光雄監督が率いる「Webike TEAM NORICK YAMAHA(ウェビックチームノリックヤマハ)」の2021年チーム体制が3月11日、発表された。発表は2010年より同チームをサポートしている二輪ポータルサイト、「Webike」を運営する㈱リバークレイン(東京都世田谷区・信濃孝喜社長)本社で行われ、阿部監督や選手、メカニックのほか、リバークレインの信濃社長も同席して開催された。

今年も昨年と同じ阿部恵斗(けいと・17歳)選手と阿部真生騎(まいき・16歳)選手、青田魁(かい・15歳)選手の3名で参戦する。

阿部監督は体制発表にあたり、昨年は新型コロナウイルスの影響で、大混乱の年だったとコメント。各選手について「恵斗は昨年、スリックタイヤから溝付きタイヤへの切り替えに時間を要したが、後半は良い走りができるようになった。今年はチャンピオンの可能性が多分にある。真生騎は全日本戦にはスポット参戦ではあるが、4月開催のもてぎでの結果によっては、全戦参戦を考えている。魁はYZ250モタード(全日本スーパーモトS2クラス)で相当な速さを持っている。身体はまだ小さいが、十分にST600クラスで戦える。今年は地方戦のST600クラスに参戦予定です」と、意気込みを語った。

阿部恵斗選手は03年生まれの17歳。13年よりチームノリックに加入し、昨年はST600やスーパーモトS2クラスに参戦。「昨年の前半はタイヤの変更で苦戦し、転倒などもありました。後半からは良いデータがたくさん取れてきたので、今年は自信を持って挑戦したい。優勝を狙います」と決意表明。 

阿部真生騎選手は04年生まれの17歳。阿部典史さんの息子であり、光雄監督の孫にあたる。昨年は地方戦のST600クラスで3勝を達成。「昨年は最後の方でタイムが伸び悩みましたが、今年3月の筑波では昨年より1秒くらいタイムを縮めることができたので良いスタートが切れました。今年は地方はもちろん、全日本戦で結果を出していきたい」と意欲を述べた。

青田魁選手は05年生まれの15歳。17年よりチームに参加。昨年はJ-GP3クラスに参戦。ランキングは8位。「(これまで乗ってきた車両と)重さも速さも違うので苦戦している。昨年は転倒してくやしい思いをしたので、今年は転倒しないよう挑戦していきたい」と話した。

画像: チームメンバー。左よりチーフメカニックの村野雅也氏、阿部真生騎選手、阿部恵斗選手、青田選手、阿部監督。リバークレインの信濃社長

チームメンバー。左よりチーフメカニックの村野雅也氏、阿部真生騎選手、阿部恵斗選手、青田選手、阿部監督。リバークレインの信濃社長

ウェビックチームノリックヤマハは若手を主体とし、故阿部典史さんの「若いライダーを育てて世界へ輩出していく」という願いを引き継ぎ、阿部光雄監督が選手を育成・サポートをしてきたが、その成果としてかつて所属していた野佐根航汰選手が今年、海外のSBK(スーパーバイク世界選手権)へ参戦する。

野佐根選手は17年に同チームからヤマハファクトリーレーシングチームへ移籍。昨年は全日本ロードレース選手権JSB1000クラスでチャンピオンに輝いた。SBKでは「ヤマハワールドSBKジュニアチーム」で世界に挑む。一方、所属ライダーであった岡本裕生選手は昨年、全日本ロードレース選手権ST600クラスでチャンピオンを獲得。今年は上位のST1000クラスへスイッチし、挑戦する。

育成が成就したことに、チームをサポートするリバークレインの信濃社長は「今年はサポートして11年目。昨年は元チームライダーの野佐根選手や岡本選手がチャンピオンを獲得。チームの目的が実績となって現れてきたと感じる。今年は野佐根選手が海外へ活動の場を広げていき、岡本選手もST1000へステップアップしていった。これまでの10年、監督の努力を見てきたが、その結果が今につながっていると思う。今年参戦する3選手も非常に能力が高く、将来性が高い」と述べた。 

続いての個別質問で「若手ライダーを育てる目標が達成できたことで、引き続き同じ路線を掲げていくのか、あるいは別の大きな目標を立てるのか」との質問に対しては、「チームをサポートして10年以上、ヤマハのファクトリーチームへ選手を送り出すなど、育て上げステップアップできる体制・ルートが出来た。送り出した選手も今年から海外で活動するなど、十分実績を積み上げてきたと思う。監督の発言もあったが、今年はこのチームで各選手がチャンピオンを穫ってもらいたい」と述べた。

画像: 今年も若手3名で挑戦する。マシンはYZF-R6

今年も若手3名で挑戦する。マシンはYZF-R6

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