埼玉県警察本部は8月21日、バイクの森小鹿野(秩父市小鹿野町)で地元の3警察署とともに、二輪ライダーに安全運転を呼び掛ける「二輪車事故防止啓発活動」キャンペーンを、新型コロナウイルス感染症拡大予防対策徹底の上で行った。今回は人気ユーチューバーを「一日キャンペーン隊長」に起用、SNSでも広く発信してもらうという訴求方法で展開した。

一日キャンペーン隊長は、「独ヲタ女子アッキー」さん

同啓発活動は、埼玉県警が飯能警察署、秩父警察署、小鹿野警察署の3署と共催し、埼玉県交通安全協会と埼玉県二輪車普及安全協会、埼玉オートバイ事業協同組合(AJ埼玉)、ウエルカムライダーズおがのの協力を得て行ったもの。

埼玉県内における二輪車乗車中死者数は、昨年が33人で前年に比べ4人増。今年は7月末現在10人となっており、そのうち8人は胸部プロテクターが非着用だった。

こうした情勢を踏まえ、8月19日・バイクの日(1989年に政府総務庁の交通安全対策本部が制定)イベントとして、人気ユーチューバーを一日キャンペーン隊長に任命し、安全運転意識の向上や安全運転行動の実践、プロテクターの着用を呼び掛けてもらうのが、今回の啓発活動の狙いだ。

今回の活動で埼玉県警が一日キャンペーン隊長に任命したのは、人気ユーチューバー「独ヲタ女子 アッキー」さん。会場の特設テントでは、アッキーさんによる啓発品配布が行われた。

画像: 啓発品配布に先立ち、一日キャンペーン隊長に任命された独ヲタ女子 アッキーさん(写真左)。任命式は関係者のみで人数制限の上で行われた(右は埼玉県警の谷川裕保交通総務課長)

啓発品配布に先立ち、一日キャンペーン隊長に任命された独ヲタ女子 アッキーさん(写真左)。任命式は関係者のみで人数制限の上で行われた(右は埼玉県警の谷川裕保交通総務課長)

ドライブスルー方式の啓発品配布も話題

当日は800人近いライダーらが訪れ、その人気ぶりがうかがえた。啓発品配布はドライブスルー方式として、ライダーには、バイクから降車せずヘルメットも脱がずに受け取ってもらう形に。アッキーさんと来場ライダーとのコミュニケーションも、テント内のアッキーさんとソーシャルディスタンスをとった上で行われるなど、新型コロナ対策が徹底された。

この活動では、アッキーさんがユーチューブやツイッター、インスタグラムでも訴求活動を展開。人気ユーチューバーによるSNSを効果的に活用した安全運転啓発活動として注目のイベントとなった。

画像: 啓発品配布はドライブスルー方式で行われた

啓発品配布はドライブスルー方式で行われた

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