国内、海外問わず「CB」シリーズのオーナーが対象となるが、今年は、ホンダのCBシリーズでは〝元祖CB〟の「ベンリィCB92スーパースポーツ」(59年)、「ドリームCB750FOUR」(69年)、「CB750F」(79年)が、それぞれ発売から60年、50年、40年を迎えるという節目の年となる。また、CB650Rの発売など新世代CBシリーズの充実など新たな話題もあるなか、天候にも恵まれ桜咲くHSR九州での今年最初の開催となった。
参加費等は無料であるが、CBオーナーズミーティングサイトでの事前申し込み制がとられており、553台のオーナーが申し込みを行い、開場の9時には各地から集まった様々なCBが列を作った。
会場には様々な企画が用意。ステージイベントやブース出展(ホンダドリーム、ダンロップ、デイトナ、ブリヂストン)に、ホンダコレクションホールから歴代CB(ベンリィCB92スーパースポーツ、ドリームCB750FOUR、RC162)の展示や現行販売車種のニューモデルの展示がおこなわれた。また、ロゴバナーをバックにプロカメラマンに愛車とともに記念撮影してもらう「スマイル・フォトセッション」、CB400SFで1本橋遅乗りに挑む「CBチャレンジ」、HSR九州のドリームコースを使ってのバイク試乗会、じゃんけん大会、最後には参加者が愛車を駆りHSR九州を走る「CB Owner'S RUN」が行われ、参加者は愛車のCBとともに充実の一日を過ごした。
参加車両は熊本、久留米、佐賀、北九州、大分、長崎、宮崎などのナンバーのCB1300SF/SB、CB1100、CB400SF/SBが多くみられ、なかには愛媛、広島、横浜といったナンバーもみられた。今年で発売から50年を迎えたドリームCB750FOURも多くの参加車両が元気な姿をみせていた。このほど純正部品の再販売がCB750FOURに加えCB750Fでも発表されたが、ホンダドリームのブースでは、各種部品を展示し対象オーナーへのPRを行っていた。
ステージイベントでは中野真矢さん、下川原利紗さんの司会のもとトークショーが開催され、ゲストとして宮城光さん、CB650Rの開発責任者を務めた筒井則吉氏が登壇。筒井氏は「先輩方が作った歴代のCBをみて技術の高さや、こだわりの強さ、決意を感じる。その時代の最新の技術が入ってきたのが歴代のCBだと思う。これからもCBの伝統は踏まえつつ、新しいものも取入れ、みんなが楽しめるものを提供していきたい」旨を述べた。
次回は6月9日、ツインリンクもてぎで開催される。
紙面掲載日:2019年5月10日