オートバイのプラモデルなども豊富なラインアップを展開しているタミヤは「1/12ヤマハXV1600ロードスターカスタム」を発売予定新製品として出品。すでに発売されていたヤマハの大型クルーザーモデルの1/12XV1600ロードスターにスタッド付きのシートやバックレスト、大型ウインドシールド、サイドバッグなどのパーツを付加した仕様となる。
また、このロードスターをはじめ、各1/12オートバイシリーズのプラモデルなどと相性の良いライダー人形の「1/12ストリートライダー」(10/26ごろ発売予定、本体価格1500円)を出品。ジーンズをはき、パーカーにレザージャケットをはおったスタイルで頭部や左右の腕、手などは2種類のパーツがセットされており、開いた状態の手と手袋をはめている様子が選択でき、ヘルメットもジェットタイプ、ハーフタイプの2種にニット帽のスタイルまでも選択可能で、サングラスもパーツ化されている。
タミヤはこれまでミリタリー模型の1/35フィギュアは豊富なラインアップをもっているが、1/12のフィギュアは、レースマシンのライダーしかなかった。レースマシンのライダーは人間の手で原型が作られたそうだが、今回のストリートライダーは初の3Dスキャンによるフィギュアで、かなり構想を重ねてきたモデルという。車両と並べることで非常に臨場感を高めるものとなるが、全高も160mmとある程度の大きさもあるため、製品の服装だけでなく、ウエアやヘルメットのカスタムで、実在する二輪ウエア、ヘルメットメーカーの仕様にしてみるなど楽しみも広がる模型といえる。
青島文化教材社のブースでは1/12完成品バイクシリーズが充実の展示。新製品はスズキのRG250ΓとホンダCB750FOUR。発売中のSR400/500、スーパーカブ50ポリス仕様、スーパーカブ50出前機付なども展示され、まだ監修中となっていたが新型KATANAも展示されていた。関係者によると、二輪モデルも人気が高いそうで、モデル化の選定基準は人気のある車両ということだが、やはり古いモデルに人気があるそうだ。プラモデルではなく完成したシリーズとなるが、同社では今後もラインアップ拡充の予定という。
ハセガワのブースでは完全新金型で制作された1/12スズキ「GSXR750(G)」(11月1日ごろ発売予定、税抜き価格3600円)が展示。油冷エンジンを搭載して85年に登場したスズキGSX-R750。このモデルは2型となる86年に発売されたモデルを徹底した実車取材でモデル化したもの。
また、エンジンなどのパーツを新金型追加という形で加えて発売されるのが1/12カワサキ「KH250-B3/B4」(11月22日ごろ発売、税別価格3400円)。すでにKH400はモデル化されているが、今回250のエンジンの金型を追加。78年式のB3、79年式のB4のコンバーチブルキットとなっている。同社ではスズキのGT380もモデル化しているが、KHシリーズもかなり反響があるそうで、主な購入層はやはり40~50代といい、旧車の人気が高いようだ。
紙面掲載日:2019年10月18日