警視庁葛西警察署(東京都江戸川区)は、管内の二輪車販売店らに「二輪車事故防止フェアブライター」として来店客へ安全運転を啓発してもらおうと、2月3日に委嘱状を交付した。
葛西警察署管内では、二輪車が関与する交通事故が多発。今年1月5日には、凍結によって単独転倒した二輪ライダーが後続車に轢かれるという交通事故が発生した。
こうした状況を打開すべく、今回、江戸川区内にある▽KTM TOKYO EAST(ハックルベリー)▽バイクショップハンター▽モトフィールドドッカーズ東京本店▽ホンダドリーム葛西▽葛西橋自動車教習所──に「二輪車事故防止フェアブライター」として委嘱状を交付した。
「フェアブライター」は、「広める」というドイツ語「verbreiten」(フェアブライテン)からとったもの。二輪車販売店に来店者らへ二輪車の特性や安全な乗車方法の説明、情報発信をしてもらい、二輪車交通事故防止を図ることにした。
午前中には葛西警察署内で委嘱式が行われ、半田正浩長、葛西交通安全協会の西野博会長や山岡新太郎副会長らが出席。「フェアブライター」として任命を受けた二輪車販売店代表ら一人ひとりに委嘱状とステッカー、二輪車防止マニュアルが手渡された。
午後からは、葛西警察署とフェアブライターとして委嘱を受けた二輪車販売店らと合同で二輪車安全運転啓発活動「二輪車ストップ作戦」を実施。二輪車利用者に安全運転とマナーアップを呼び掛けた。