日本二輪車普及安全協会(日本二普協/伊東孝紳会長)は、二輪車の盗難防止および被害回復を目的に行っている独自事業の「グッドライダー・防犯登録(G防登録)制度」について、今年も4月1日(水)から6月30日(火)までの3カ月間を普及促進月間とし、同制度の認知度向上と二輪車ユーザーの加入促進を図る。
同普及促進月間は、前年度に引き続き、警察庁および全国ホンダ会、全国ヤマハ会、全国スズキ会、全国カワサキ会、全国オートバイ協同組合連合会の後援を得て行われる。
具体的には▼促進月間実施ポスター掲示依頼とG防登録三つ折りリーフレット配布=G防登録取扱販売店の店内への掲示、都道府県警察本部及び警察署の部内者用および部外者用の各掲示板への掲示▼都道府県警察本部のホームページにG防登録制度概要および同普及促進月間について掲載を依頼▼日本二普協、国内二輪4銘柄卸販売会社および地域卸販売会社のホームページへの同制度の概要および同普及促進月間について掲載を依頼──など。
G防登録は、1996年に日本二普協の前身組織(全国二輪車安全普及協会)の頃から推進しているもので、02年からは全都道府県で実施されるようになった。
G防登録に加入すると、その車両に関するデータが警察の照会センターに登録される。車両には登録番号が記載されたG防登録ステッカーが貼られ、ユーザーには真の所有者の証となるユーザーカードが発行される。
現場の警察官が不審な車両を発見した場合、このステッカーを見て全国いつでもどこでも瞬時に所有者の照会ができるため、盗難・放置された車両の早期発見が可能となる。ステッカーがはがされていても、車両ナンバーやフレーム番号から照会することもできる。
また、G防登録に加入すると、日本二普協が全国47都道府県で展開している二輪車安全運転実技講習「グッドライダーミーティング」に参加することができる。
なお、G防登録の累計加入状況は、19年の1月〜12月累計で22万8773件となっている。