SHOEI(東京都台東区)は3月16日、同社初のショールーム「SHOEI Gallery TOKYO」を、東京都内に開店させた。全製品の展示に加え、海外からの渡航者を見据えた販売も行うほか、独自のヘルメット内装調整サービスなどのアフターサービスの窓口としての機能も担う。同社ではショールーム開設により、ユーザーと直接つながりができることで、顧客との関係を深めたい考えだ。
画像: すべてのSHOEI製品を展示・販売する

すべてのSHOEI製品を展示・販売する

ショールームの場所は秋葉原からほど近い、東京メトロ銀座線の末広町駅より徒歩3分、JR秋葉原からでも徒歩約10分で、蔵前橋通り沿いに位置する。

1、2階フロアからなるショールームの延べ床面積は約208㎡。1階では同社契約ライダー本人用ヘルメットや、写真などを展示し、ヘルメットの製造工程を紹介する。2階は新製品をはじめ、子供用などの製品を含めて現行の全製品を一堂に展示。製品の展示のほかに販売スペースを設けた。

展示販売のほか、独自の内装調整サービス「SHOEI PERSONAL Fitting System」(PFS) サービスの提供や、修理も受け付ける。同時に4月以降、同ショールームで購入したヘルメットに限り、PFSのパッド調整は無料にするなど、メーカーならではの体験やサービスを提供するとしている。ショールーム以外の販売店で購入し、同ショールームへ持込みで内装調整する場合は、1件につき税込3300円でサービスを提供する。

PFSについてユーザーからの要望が年々高まり、取扱販売店では対応が行き届かなかったこともあり、PFSのサービスを提供することでユーザーに応える。

●住所=東京都千代田区外神田2—15—2新神田ビル
●営業時間=平日11時~20時/土日祝10時~18時
●定休日=火・水曜
※営業時間・定休日は変動の場合あり

販売・コミュニケーションなど役割多義に

初のショールーム開設となる同社だが、近年、中国をはじめとするアジア圏からの海外渡航者による購入が拡大傾向にあるという。こうしたインバウンド消費への対応を見据え、海外旅行者らにも人気の秋葉原近くに、ショールームを開設し販売することにしたもの。定価販売で、決済は現金を扱わずクレジットカードのみの利用に限定。

一方、主に販売促進活動はこれまで、専門誌やレース活動を中心に展開。こうした活動に加え、ショールームの開設により、メーカーとして直接ユーザーと接点が持てるようになり、コミュニケーションを一層広く、かつ深められるなどとしている。さらに開発や販促、サービスの提供など事業に広く役立てていく方針だ。今後、東京以外でのショールーム開設は未定としている。

画像: インバウンド消費への対応も見据え、海外からの旅行者らにも人気の秋葉原に位置する(JR秋葉原駅から徒歩約10分)

インバウンド消費への対応も見据え、海外からの旅行者らにも人気の秋葉原に位置する(JR秋葉原駅から徒歩約10分)

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