山梨県で、二輪や四輪車の積載・レッカー車などを手掛ける城南ホールディングスから、バイクの運搬に特化した「Foimaバイク搬送車」が発売された。同社は、事故や故障で動かなくなった四輪車の搬送や救援を主体としたロードサービスを創業事業としており、現在も山梨や長野県を中心に同事業を展開しているのだが、レッカー車やロードサービス向け車両を製作するグループ会社も保有し、日本でも有数の車両メーカーとしても知られている。近年は二輪車向けの積載・レッカー車の製作・販売まで行っている。
Foimaバイク搬送車は「安全に二輪車を載せる」ことをテーマに開発・設計しており、車体サイズやリフト装置には、使う人のことを考えた仕様が施されている。
車両はトラックタイプとバンタイプがあり、トラックタイプは道交法改正後の準中型自動車免許でも運転可能な車両総重量(7.5t未満)で、車体も全長4660mm、全幅1690mmのコンパクトなサイズとなっている。
一般的な二輪車用積載車よりも車体サイズを小型化したことで、転回が不便な家屋や狭い道路での機動性を高めたほか、荷台左右には各種工具が搭載可能な大型の収納棚まで設けており、使い勝手の良さを高めている。
バンタイプは全長の長いロングボディの箱型商用車をベースにしており、荷台部分全てを収納スペースとしている。いずれの車両も後部に二輪車を搭載するフロアが付いた、海外製の電動油圧リフトを装備。事故や長期放置で動かなくなった不動車でもフロアに載せることで荷台へ容易に積載が可能で、大型のクルーザーや全高が高く重量車のアドベンチャーモデルまでも積載可能としている。
直接フロアに二輪車を固縛できるので、これまでの積載車で行われていた、荷台へ積んだ後に車両を固縛する作業を不要としているのも特徴となっている。
フロアの昇降スイッチも状況に応じた操作ができるように、有線以外に無線のコントローラーも装備している。
▼Foimaバイク搬送車・トラックタイプ=620万円(税別)
▼Foimaバイク搬送車・バンタイプ=540万円(税別)
いずれもコンプリート価格。
城南ホールディングスTEL055-225-5111