警察庁のまとめた2021年(1〜12月)の全国の二輪車駐車違反件数は、前年の10万0803件に比べ1万1521件=11・4%減となる8万9282件となり、10年連続での減少。04年の8万2175件以来、17年ぶりに10万件を下回った。減少もしくは前年同レベルが約8割を占め、件数の多い東京・神奈川がそれぞれ4000件、3000件近く減少したことも全体の違反件数減少につながった。

違反件数は22都府県で減少したものの、12道県で増加。前年件数と同一県が13県だった。違反件数が最も多かったのは東京で2万5405件。2位は神奈川の1万9213件、3位は大阪の1万4759件となっている。

四輪車等を含む違反件数は91万件 前年比10%減

21年の四輪車等を含む全国の駐車違反件数(確認標章取付件数)は前年比10・0%減となる91万2603件で、その中で二輪車は同11・4%減となる8万9282件。二輪車の占める比率は9・8%となり、前年から0・1㌽減少した。また、二輪車の保有台数(21年は全国で1023万台)から算出すると、二輪車違反の比率は約0・9%になる。

四輪車等を含む全体の駐車違反件数は、07年は297万件にのぼったものの、10年は198万件、20年は101万件と10年以上にわたり減少傾向が続く。

二輪車の駐車違反件数の推移をみると、改正道路交通法が06年6月に施行されたのを機に、その年は27万6516件まで急激に上昇。翌07年にはさらに増加し52万1454件にまで達する異常事態となった。その後、業界団体などが駐車場整備と適切な取り締まりを各方面に要望したこともあって、08年以降は徐々に減少傾向を示し、21年は07年以来最少となる8万9282件となった。

画像: 「2021年の二輪車駐車違反件数」の全国詳細データは、二輪車新聞本紙に掲載

「2021年の二輪車駐車違反件数」の全国詳細データは、二輪車新聞本紙に掲載

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