2021年の二輪車乗車中交通事故死者(24時間死者)数が、前年より1割以上減少し463人となり、2年ぶりに前年比減となったことが警察庁のまとめで分かった。
21年の二輪車乗車中死者数は463人で前年比63人=12・0%減と2年ぶりに前年を下回り、500人以下に。10年前(11年)の855人に比べると392人=45・8%もの大幅減となった。
二輪車乗車中死者数463人の内訳を道路交通法ベースの状態別内訳で見ると、原動機付自転車(総排気量50cc以下)乗車中が131人で前年比10人=7・1%減と3年連続の前年比減。自動二輪車(同51cc以上)乗車中は332人で同53人=13・8%減と2年ぶりの前年比減となった。
二輪車以外の状態別死者数を見ると、▼歩行中=941人で前年比61人=6・1%減▼自動車乗車中=860人で同22人=2・5%減▼自転車乗用中=361人で同58人=13・8%減▼その他=11人で同1人=11・0%増──となっている。
なお、交通事故死者数全体は2636人で前年比203人=7・2%減と、警察庁が保有する1948年からの統計で5年連続最少を更新した。