ホンダモーターサイクルジャパン(HMJ/室岡克博社長)は11月1〜2日の2日間、二輪専門誌・紙・Web編集長とホンダ関係者によるツーリングを兼ねたミーティングイベント「第31回ホンダ編集長ミーティング」を開催。22媒体の編集長があいにくの雨の中、大分空港〜やまなみハイウェイ〜大観峰〜HSR九州の約160kmの合同ツーリングを、ホンダの最新機種とともに楽しんだ。

悪天候で感じる一体感

恒例となっているこのミーティングは、二輪専門誌紙およびWeb媒体の編集長に、ホンダの最新二輪車に実際のツーリングシーンで乗って体感してもらうとともに、開発・企画・営業・広報など多方面にわたるホンダ関係者との親睦を深め、率直に意見交換することを目的としている。

同時に、国内二輪車市場における現実的な問題点を共有し、二輪車の利用環境を改善していくことも狙いとしている。今回もHMJコーポレートコミュニケーション部が中心となり開催された。

ミーティングには、主催者であるHMJの室岡社長はもちろん、本田技研工業の加藤稔執行役(二輪・パワープロダクツ事業本部長・二輪事業統括部長)並びに市川博英部長(二輪・パワープロダクツ事業本部二輪事業統括部マーケティング企画部)らも参加。あいにく九州付近に台風21号が接近し、大荒れの天候となったものの、最新のホンダ車に全員が乗ってマスツーリングを楽しんだ。

初日:湯布院〜九重(夢大吊橋)〜大観峰〜HSR九州/160km走行

ツーリングの出発地は大分空港。スタート地点には、今年10月に発売されたばかりのGB350Cの他、世界初のクラッチコントロール自動制御システムを搭載した CB/CBR650R E-Clutch、レブルシリーズ、CLシリーズなど、ホンダの注目車種がほぼ全車種並ぶ。

参加者は各自が自由に乗りたい1台を選択。この後、休憩する度に、バイクを参加者同士で交換していくこととなる。

雨が降る中、午前10時20分、HMJ渉外課の安藤達哉氏の先導でツーリングがスタート。湯布院で昼食をとった後、風雨がさらに強くなる中を夢大吊橋まで一気に走る。残念ながら、阿蘇の雄大な景色を楽しむことはできなかったものの、ツーリングコースとして人気のやまなみハイウェイを抜け大観峰へ。

初日ゴール地点のHSR九州では、予定されていたコース走行は悪天候のため中止となり、コース上で記念撮影を実施。午後6時に宿泊地の熊本県阿蘇郡に到着した。

日本の二輪車文化を一緒に創りたい

午後7時からは懇親会が開催された。会の冒頭、司会のHMJコーポレートコミュニケーション部の森口雄司氏が、これまでのメディアの協力に感謝の言葉を述べるとともにホンダの全参加者を紹介。その後、本田技研の加藤執行役が主催者を代表してあいさつに立ち、HMJ室岡社長の乾杯の音頭で会はスタートした。

檀上で室岡氏は「皆様のおかげで第31回の編集長ミーティングを開催することが出来た。大雨で景色は楽しめなかったが、日本の二輪車ユーザーと業界のことを一緒に考えているみなさんと、一体となって走ることができて、とても意義深かった。これからも日本の二輪車文化を一緒に創っていきましょう」と呼びかけた。

また、今回初参加となる新編集長3人が自己紹介を行った後、参加者を代表してヤングマシン誌の松田大樹編集局長があいさつ。31回を迎えた編集長ミーティング開催に対して感謝の言葉を述べるとともに、「我々もメディアとして、もっと勉強したい。一緒に頑張りましょう」と、参加編集長に呼びかけた。

会の最後に本田技研の市川氏があいさつに立ち、「今日は悪天候のツーリングとなったが、それだけに参加者全員に一体感があった。さらに力を合わせ国内二輪車市場を盛り上げていきましょう」とのメッセージで懇親会を終えた。

画像: 編集長22名とホンダマンが一緒にツーリングを楽しんだ(大観峰で)

編集長22名とホンダマンが一緒にツーリングを楽しんだ(大観峰で)

画像: HSR九州での記念撮影

HSR九州での記念撮影

懇親会であいさつする本田技研の加藤執行役

HMJの室岡社長

本田技研の市川部長

参加者を代表してあいさつするヤングマシン誌の松田編集局長

2日目:熊本製作所でスペシャルプログラム

2日目は天気も回復しHonda熊本製作所内での環境への取り組みについての報道向け説明会等が開催された。

最初に二輪・パワープロダクツ開発生産統括部生産業務部の鈴木誠一郎氏から、1960年代から環境問題の解決に取り組んできた歩みが説明された。「二輪では、熊本製作所で構築したCO2削減技術をグローバル拠点に展開していく」と、熊本製作所での取り組みが紹介され、実際に現在活用されているソーラーパネルや蓄電池などの屋外施設の見学会が行われた。

同・商品開発部材料研究の岡崎信平氏からは、アルミ再生材等の適用やリサイクル性に配慮した構造設計、バイオプラスチックを採用し塗装そのものを廃止するなど、環境負荷軽減につなげている製品開発例が紹介された。

同・操安研究の髙梨遼太郎氏は、X-ADVやForza750(海外モデル)他実車を前に、既に実施されている環境対応装備について説明を行った。

なお、午後にはサプライズともいえるニューモデルのお披露目が。受注期間限定で国内発売される、ハローキティとコラボした「スーパーカブ110・ハローキティ」が、編集長らの前で初公開された。

最後に、HMJコーポレートコミュニケーション部の髙田憲一部長から「是非来年は、天候の良い中で皆さんと一緒に走り、充実した時間を共有しましょう」とのあいさつで、第31回編集長ミーティングは終了した。

画像: 環境問題への取り組みについて具体的な事例をあげて紹介された。左から鈴木氏、岡崎氏、髙梨氏

環境問題への取り組みについて具体的な事例をあげて紹介された。左から鈴木氏、岡崎氏、髙梨氏

画像: スーパーカブ110・ハローキティを公開(熊本製作所で加藤執行役と)

スーパーカブ110・ハローキティを公開(熊本製作所で加藤執行役と)

最終日の締めくくりあいさつを行うHMJの髙田部長

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