ヤマハ発動機販売の主催で、女性限定のイベント「荒川静香さんと行く湘南ゆったりツーリング」が5月22日に開催された。同社では、女性ライダーをターゲットにした取り組みを積極的に展開しており、このイベントもそのひとつ。プロフィギュアスケーターの荒川静香さんと一緒にバイクで走ることができるというのが好評で、昨年6月に引き続き2回目の開催となった。

イベント当日の朝、世田谷区のレストランにツーリングの参加者が集合した。今回の参加者は、10代から50代までのヤマハ車オーナー16人。参加者一同はレストランでの歓談を楽しんだ後、ライディングウェアに身を包み、目的地の湘南T–SITE(神奈川県藤沢市)を目指した。

道中は、荒川さんを前方にした隊列で並び、第三京浜を走行。荒川さんをはじめ女性ライダーたちは、初夏のひざしの中、ゆったりとツーリングを堪能した。

女性ライダー同士のコミュニケーションが楽しい

同イベントはツーリングだけでなく、湘南T–SITEでのランチタイムもお楽しみのひとつ。バイクという同じ趣味を持つ女性同士で話もはずみ、テーブルのあちこちでバイク談義が繰り広げられていた。荒川さんは、「今回、たくさんの女性ライダーからお話を聞けて、すごく刺激になりました。バイクとの関わり方も人によって色々で、そういったお話を聞くのも面白いです。コミュニケーションが取れる場としても、ツーリングはいいですね。これからもこういうイベントに参加したいと思います」と話していた。

女性ライダーの多くは、普段あまり同性のライダーとの接点がなく、こうしたイベントは、女性ライダー同士が交流できる貴重な機会となっている。ブログ仲間の記事でこのイベントを知り、初めて参加したというAさん(神奈川県在住・40代)も、その一人。Aさんは「周りのライダーは男性ばかりなので、こんなにたくさんの女性ライダーがいることに驚きました。男性と行くツーリングでは、走るペースが違うので苦労することもありますが、今日のツーリングはお互いのペースを尊重しながら走っている感じがしました。ここで知り合った方と、次にツーリングに行く約束もしました」と、とても満足していた様子。

大盛況のトークショー

ランチタイムの後には、一般公開のトークショーが行われた。普段バイクと関わりのない人にも、荒川さんのトークを通じてバイクに興味を持ってもらおうという試みだ。ここでは、ツーリングの参加者のほか、男性や家族連れの姿も見られ、席は満員となっていた。

トークショーは、荒川さんのバイクとの出会いから、海外で砂漠を走行したときの話など、約7年になる荒川さんのバイクライフを中心に進行した。

「バイクとの出会いはほんとうに偶然でしたが、足を踏み出したら、その先にまた新しい世界が開けました。何事も、新しい一歩を踏み出した先にそんな楽しみがあるんだということを、バイクから学ばせてもらいました」と、荒川さん。

トークショーでは、荒川さんがプロデュースしたライディングジャケットの紹介や、参加者から荒川さんへの質問コーナーなどもあり、充実した内容となっていた。

画像: ツーリングで先頭を走る荒川さん

ツーリングで先頭を走る荒川さん

画像: 「バイクで新しい世界が開けた」と語る荒川さん

「バイクで新しい世界が開けた」と語る荒川さん

画像: バイク談義に話が弾んだランチタイム

バイク談義に話が弾んだランチタイム

紙面掲載日:2016年6月10日

This article is a sponsored article by
''.