この催しは「NANKAIライダーズMEET」と題し、バイクシーンのさらなる活性化を目的に、ライダーはもちろん、バイクを通じた楽しさや趣味性を広く一般にも伝えようとミーティング形式のイベントを開いたもの。会場のあるみどり市や市観光物産協会の後援、ボートレース桐生の全面協力も得て、開催地域と一体となった盛況なイベント運営が毎年精力的に展開されており、今年で第5回目を迎えた。
特に今年は例年より増して行政もバイクイベントに注力。同市内有数の観光スポットをバイクで巡るチェックポイントラリーを同市産業観光部が企画し、ゴールを今回のミーティングに定め、完走ライダーにはヘルメットやジャケットなど様々な二輪アイテムが抽選で贈呈された。
イベントは午前9時にスタート。当日は晴天で絶好のバイク日和も手伝い、開場前から熱心なバイクファンが来場し午前早々から活況。オープン後は受付ゲートでナンカイメイトの青山ハルさんやライダーの岡崎静夏選手、南海部品スタッフらが温かく来場者を出迎え、誰もが笑顔あふれるイベントの開始となった。
今回もボートレース場の観覧(水上)エリアや芝生スペースなどの特設会場を舞台に、各種部品・用品メーカーをはじめ、国内外二輪銘柄のディーラー、二輪関連企業など80にのぼる各種ブースが並び、その光景は、さながらモーターサイクルショーのような賑わいとなり、多くの来場者を楽しませた。会場一角にはキッズバイク体験コーナーも開設。子供たちが操縦などを懸命に学び、バイクの面白さを体感した。
一方、毎回大好評のステージプログラムは充実コンテンツで多彩に展開。南海ミーティングでお馴染みのカズ中西、多聞恵美両氏によるMC陣が司会進行を務め、オープニングから終演まで盛り上げ続けた。
ステージは水上/芝生エリアの二手に分かれ、それぞれ多数のゲストが壇上に立ち、トークショーやライブを華やかに展開。トークショーでは、まずバイク愛好家で知られる石原条・みどり市長と須藤昭男群馬県議が登場。イベント来場への謝辞とともに県内でお薦めのツーリングスポットをPR。加えて今年、前橋市で開かれる「第5回バイクラブフォーラムin群馬・前橋」の紹介も行われた。
続いてレジェンドライダーの平忠彦、鈴木忠男両氏によるトークショー&サイン会も企画され、両雄選手時代の興味深いエピソードが飛び出し話題を呼んだほか、南海サポートライダーの岡崎静夏選手も登壇し人気を集めた。さらに水上ステージでは、歌による迫力のライブやナンカイメイト撮影会も催され、終始会場を沸かせた。
また、駐車場エリアでは群馬県警白バイの模範走行をはじめ、二輪インストラクターの中井直道氏によるナンカイランディングスクールの体験レッスンなども開催され、好評を博した。
なお、当日はイベント来場記念品として南海部品特製コンパクトエコリュックなどがプレゼントされ、ライダーたちを喜ばせた
紙面掲載日:2017年6月16日