2008年にスタートした同社は、今年の10月に創立10周年を迎える。当初はコラボ商品の展開を中心にブランドを広め、09年からはオリジナルのライディングウェアの開発・販売も行っている。昨年10月にはイタリアのパーツメーカーrizoma(リゾマ)と日本総代理店契約を締結。これにより、ライダーが身に付けるものだけでなく、バイクのドレスアップも含めたバイクライフスタイルの提案が可能となった。
元世界GPライダーの中野真矢代表取締役は、あいさつのなかで「デートでそのまま電車に乗ったりレストランに行ったりできるようなライディングウェアを目指している。創立当時、バイクに対してマイナスなイメージを持たれることも多かったが、ブランドを通してそのイメージを変えられたらと願い活動してきた」と述べた。
パーティーを開催するにあたっては、ライダーズカフェをイメージした会場づくりを行ったという。中野代表は「10年後、こういった場所をつくれたら嬉しい。我々のつくったライダーズカフェに皆さんがバイクで来るという、そんな形を夢見てやっていきたい」と、10年後の姿を思い描いていた。
続いて関友則チーフマネージャーから、同社のこれまでの歩みと、同社が運営する「56RACING」の活動計画が発表された。
若手ライダーの育成およびモータースポーツ業界の発展に寄与することを目的に12年に立ち上げられた56RACINGでは、これまでに6人のライダーを育成してきた。今シーズンは、アジアタレントカップにも出場する埜口遥希選手、松山拓磨選手に加え、新たに女性ライダーの梶山采千夏選手を起用。梶山選手はCBR250Rドリームカップ筑波サーキット大会に出場し、鈴鹿サーキットでのグランドチャンピオンシップ大会出場を目指す。
また、rizomaの日本総代理店としては、より多くの人に知ってもらうために、引き続き製品の良さをPRしていくという。
紙面掲載日:2018年3月9日