本田技研工業は、2018 MoToGP 日本グランプリに先駆け、10月16日にウエルカムプラザ青山でファンミーティングを開催。MoToGPクラスに参戦中のカル・クラッチロー選手、中上貴晶選手、マルク・マルケス選手、ダニ・ペドロサ選手の4人をゲストに、トークショーなどが行われた。世界のトップライダーに間近で会えるチャンスとあって、平日の昼間にもかかわらず、大勢のファンが駆けつけた。

はじめに、LCR Honda CASTORLよりクラッチロー選手、LCR Honda IDEMITSUより中上選手、LCRの代表ルーチョ・チェッキネロ氏が登壇した。

今シーズンからMoToGPクラスに転向し、現時点で最高峰クラスにフル参戦している唯一の日本人ライダーである中上選手。転向後初めての母国開催レースについて「今までのレース人生の中で一番楽しみにしている」とコメント。今シーズン、自身が納得できる結果はまだ出せていないというが、「予選グリッドは最高で12番だったけど、応援の力を借りて、トップ10に入りたい。チャンスはあると思う」という。

ホンダとの契約が20年末まで決まっているクラッチロー選手は、「6年間ホンダと一緒に仕事ができることは大変誇りに恩っている。開発ライダーとしても、他のマニファクチャーでの経験を役立てていきたい」と話した。日本GPについては「ファンのため、自分のためにもベストを尽くす」と述べる。

この日、中上選手が19年シーズンも同チームから参戦することが発表されたが、このことについて「来年も一緒に走ることができて嬉しい。彼はプレッシャーがあるなかで非常に頑張っている。来年はもっといい結果が出せると思う」とクラッチロー選手。

続いて、レプソル・ホンダ チームよりマルケス選手、ペドロサ選手、HRCレース運営質の桒田哲宏氏が登場した。

マルケス選手は、今シーズン7勝を上げており、2位以下とのポイント差次第では、日本GPで年間タイトルが決定。3年連続5度目のチャンピオンに王手がかかっている状況だ。

「1つ1つレースをこなし、チームの皆とともに1年間をかけた目標は着実に達成している。しかし、今年のドヴィツィオーゾ選手は強い。できる限り彼の前に出て、今シーズン必ずチャンピオンを獲得するためにベストを尽くしたい」と、日本GPでは気を緩めず全力を出したいというマルケス選手。

06年からMoToGPクラスに参戦し、今季限りで引退を発表しているペドロサ選手は「もてぎのレーストラックが大好きなので、ここに来ることがとても嬉しい。自分のため、できる限りベストを尽くすのが、僕の好きな侍の精神だと思っている。一昨年、昨年と日本GPでは不本意な結果だったので、今回こそチェッカー後に侍ポーズを決めたい」とペドロサ選手。

SNSなどで募集した質問にゲストの4人が答えるコーナーでは、「小さい頃から変わらない習慣」「レース前後の心の整えかた」などの質問が寄せられた。また、会場からはポケバイを始めたての児童から「どうしたら速く走れるか?」と言う質問も飛び出し、各ライダーが真摯に回答するという場面も見られた。

その後、4人に来場者を交えた記念撮影や豪華賞品が当たる抽選会なども行われ、日本GPへの期待が最高潮に高まるなかイベントは終了した。

なお、ウェルカムプラザ青山では日本GP関連イベントとして特別展示を開催中。10月21日 までRC213VやRC213V-Sの実車、パーツなどが展示される。

画像: 記念撮影(前列左からチェッキネロ氏、中上選手、クラッチロー選手、ペドロサ選手、マルケス選手、桒田氏)

記念撮影(前列左からチェッキネロ氏、中上選手、クラッチロー選手、ペドロサ選手、マルケス選手、桒田氏)

画像: RC213Vなども展示された

RC213Vなども展示された

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