米ポラリス・インダストリー社のインディアン/ヴィクトリーなどの輸入販売元であるホワイトハウス(WH)の子会社ホワイトハウスオートモービル(WHA)両社の木村文夫社長は、10年よりインディアン、13年はヴィクトリーの輸入販売を開始し、これまでブランド認知や直営販売店3店、他資本である二輪販売店からも10店と販売網を拡大させた。販売台数も年々拡大させたと見られる。16年には販売網と販売台数の拡大に注力する。

WHは15年4月、それまでの輸入販売業務の効率化や強化のため、子会社WHAを設立し輸入販売元としての輸入事業を移管。インディアン/ヴィクトリーで、これまでに東京や名古屋、福岡の直営店と二輪販売店からのディーラー11店までに販売網を拡大した。

同時に東京モーターショーをはじめ、多数のショーやイベントにも積極的に出展し各媒体での広報活動などで認知を高めてきた。これにより販売台数も毎年拡大し、15年では約600台を販売したとみられる。

全国に広がったオーナーへのアフターサービス提供は必須との考えから、これまでの直営店での販売から一転。14年の東京モーターサイクルショー出展をきっかけに、二輪販売店などからディーラーを募り、全国に販売網を拡大させる活動を開始。自社販売体制から大きく舵を切った。

16年は販売網と販売台数の拡大で飛躍の年としている。販売網では二輪や四輪のディーラーより販売店を募り、14拠点の追加を計画。すでにディーラーの基本的基準を固め、インディアン/ヴィクトリー専売店か併売のコーナー店でチャネルを構成。特にディーラーとして、ブランドへの意識の高さ、CIなどの店舗への投資、乱売を避けるなどの姿勢を理解するディーラーとの契約を望んでいる。すでに多数の販売店からの参加要望を受けているという。こうした販売網拡大で16年には、推定で約1000台規模の販売を計画しているとみられる。

アフターサービスでも充実を図る。15年末には米ポラリスの技術トレーナーによる販売店向けトレーニングを実施したほか、16年でも新製品導入前などに各種トレーニングを実施していく予定。販促活動では専門誌やイベント開催数を拡大する。イベントではツーリング企画など、大小合わせ2カ月に1回の割合で開催したい考え。自社の大規模な店舗である「オートプラネット」の施設を利用した大規模イベントも予定している。

米国ポラリス社では今後、インディアン/ヴィクトリー用のパーツ、アクセサリーの開発、販売に積極的で日本の販売網でも商機が拡大できるなどとしている。

画像: ホワイトハウスオートモービル 木村文夫社長/販売ネットワーク拡大へ 飛躍の年、販売も大幅増へ注力

紙面掲載日:2016年1月1日

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