国土交通省関東運輸局は、同局管内における陸運と観光関係事業者、事業者団体等の功労者として、永年にわたり事業の発展に貢献した対象者に対する令和2年「陸運及び観光関係功労者関東運輸局長表彰」を行った。二輪車関係では今回、整備・販売部門で6名の販売店らが受賞した。

国交省では、運輸や自動車・二輪車の販売および整備、観光など運輸事業の発展に顕著な貢献があった人や団体などを対象に、同賞を毎年贈っている。運輸支局長表彰、運輸局長表彰、大臣表彰があり、局長表彰は支局長表彰を、大臣表彰は局長表彰を受けていなければ受賞資格はない。受賞者はまず国交省から認可された組織からの推薦を受ける必要があり、二輪車業界では日本二輪車普及安全協会(日本二普協)と全国オートバイ協同組合連合会(AJ)が推薦団体となっている。

今回、関東運輸局長表彰を受けたのは▽鉄道部門4名▽バス部門2名▽ハイヤー・タクシー部門3名▽トラック部門36名▽整備・販売部門19名▽自動車関連部門2名▽観光部門2名──の合計68名。

このうち二輪車関係事業者では、6名が整備・販売部門で受賞。日本二普協の推薦で受賞したのは▽高見忠司(タカミ/神奈川)▽土方功(ホンダウイングトピック/埼玉)──の2氏。オートバイ組合から推薦を受けた受賞者は▽橘内誠(ニューホンダ販売/東京)▽歌代徹(ウタシロ/千葉)▽久野哲男(中央オートサイクル/茨城)▽齊藤和義(プロショップサイトウ/茨城)──の4氏。

表彰式典は6月25日、例年どおり神奈川県横浜市内で開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から開催を自粛し、受賞者に表彰状が郵送された。

今回の表彰にあたり、関東運輸局の吉田晶子局長は、各受賞者にあてたあいさつ状の中で、永年にわたる功績を称えたほか、「緊急事態宣言の発出や外出自粛などにより事業環境が日々変化している中、事業者の皆様には『新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処指針』により国民生活・国民経済の安定確保に不可欠な業務を行う事業として、感染拡大防止対策を講じつつ事業を継続して頂いていることに改めて感謝申し上げる」と加えた上で、「関東運輸局としても、行政手続きの特別措置や緊急支援策などの問い合わせを受けるための相談窓口の設置、また、当局ホームページに支援メニューや問い合わせ先を掲載するなど、新型コロナウイルス感染症の影響を最小限にとどめるべく、対策に取り組んでいる」などと述べ、新型コロナの収束に向けて引き続き理解と協力を求めた。

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