ホンダはホンダはクルーザーモデルのRebel(レブル)シリーズの新モデル「レブル1100」を発売し、ジャーナリストや報道関係者を招いて試乗会を行った。今回、レブル1100が発売されたことで、軽二輪から小型二輪、大型排気量までシリーズが勢揃いしたことになる
エンジンは1082ccの水冷直列2気筒で、270度位相クランクによる不等間隔爆発が生み出すパルス感と力強いトラクション性能を発揮。トランスミッションには、クラッチやペダル操作を不要としたDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)モデルと、従来のマニュアルミッションの2タイプを設定する。
オンラインで取材に応じた開発陣は「大型車が初めての方でも乗りやすいように、足つきはもちろん、エンジンもやさしいパルス感を表現。低回転域でも粘るようにし、スロットルも扱いやすいようにセッティングした。DCTタイプの設定でレブル250からのステップアップやエントリーユーザーの拡がりを期待している」と述べた。
ライダーも高く評価
試乗したモーターサイクルジャーナリストの太田安治氏は「エンジンは低回転域からの力強い出力特性が魅力。DCTとの相性も抜群で、街乗りや峠道での変速タイミングも自然だ。大型クルーザーとしては車重が軽く、足着きも抜群にいいから、大型ビギナーはもちろん、重量級モデルからの乗り換え需要もあるはずだ」と評価。
タンデムシートに乗車したタレントの梅本まどかさんは「シートが凄く乗りやすくて快適でした。目線もライダーと同じくらいで、ステップの位置もバイクを挟めるような感じで良かったです」とコメントした。
▼税込価格=121万円(DCT車)/110万円(MT車・5月13日発売)▼国内年間発売計画=3000台