同店舗は銀座にショップを構えるモトーリモーダとのコラボレーションによって誕生したもので、店舗はモトーリモーダが運営し、56design のコンセプトである「Life with motorcycle」を表現している。
オープンにあたり、56designプロデューサーの中野さんが取材に応じ、今回の出店に至ったきっかけや店作りにかけた想いなどを語ってくれた。
「1年ほど前にビジネスパートナーである、モトーリモーダさんから『渋谷で出店してみませんか』とのお話をいただきました。モトーリモーダさんはバイクアパレルに対して目の肥えた、お客さんが付いているというイメージがあり、良い印象を抱いていました。また、56designとしても新しいことに挑戦していきたいと思い、東京の中心地でバイクのアパレルを展開できる良い機会だと思い、お話を受けました」と振り返る。
店舗も56designのライディングウェアやパンツのほかグローブ、Tシャツやキャップ、シューズにバッグと、56design全ての商品ラインアップを展示。通勤やカジュアルなどシーン別に二輪車ライフを表現したコーナーも設置し、アイテム数は「本店よりも多い」と、中野さんが述べるほど。
ほか、同社が総代理店を務めるイタリアブランドの「rizoma」やレーシングスーツのブランドで知られる「SPIDI」、SPIDIのフットウエアブランドである「XPD」も展示販売する。モトグッツィの「V7Ⅲレーサー」やベスパの「GTS300」といった車両も展示、後車にはrizomaのミラーや外装用パーツを多数装着して、車両向けのカスタマイズも提案していた。
ヘルメットも扱っており、Araiヘルメットの別注販売やフィッティングサービスを行うスペースも設置。一方では最近、イタリア本国で人気に火が付いた「BREMA(ブレマ)」が店頭でも静かなブームを呼んでいるという。ブレマは往年のモトクロス向けブランドだが、袖にデザインされたBREMAのロゴが斬新と評判を呼んでおり、日本人向けにもちょうどフィットするサイズだという。
3月下旬からプレオープンという形で、SNSなどで告知していたが意外な反応に驚いたという。「フォロワーさんから『応援する』とか『近いから行く』とか、素早い反応がありました。告知記事も今まで以上にいいねが付きました」と、嬉しそうに話す中野さん。ポジティブでリアルな声は励みになるそうで「56designをまだ知らない人たちに向けてもっと、拡げていきたいですね」と続ける。
昨年より二輪アパレルブランドのクシタニとコラボした商品を展開しているが、今後はデザインに特化して56designランドをさらに強化していくという。ブランドコンセプトである「Life with motorcycle」はますます拡がりを見せていくようだ。
56design TOKYO
▽所在地=東京都渋谷区宇田川町21−1 西武渋谷店B館6F
▽営業時間=10時〜21時(月〜土)、10時〜20時(日・祝)
▽tel 03・3462・3651