2021年の二輪中古車輸出台数(財務省調べ/中古のもの)は前年比22・1%減の28万7326台となり、3年連続で減少した。リーマンショック前の07年が最も多い50万2497台を記録したが、この20年間で最も低い水準となった。金額ベースでは、前年比9・7%減の158億6320万円となり、3年連続のマイナスとなった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響による世界経済の減速や21年時における円高傾向などが影響したものとみられる。
排気量別内訳は、50ccクラス17万2547台(前年比/以下同 25・1%減)、50cc超~250ccクラス5万6415台(23・3%減)、250cc超~500ccクラス4165台(45・2%減)、500cc超~800ccクラス3593台(14・0%減)、800cc超クラス5762台(0・9%増)、電動車4万4844台(6・1%減)で、800cc超クラスを除き軒並み減少となった。
排気量別の構成比をみると、主流は50ccクラスで60・1%。電動車は17年から集計されており、7・1%から21年には15・6%を占めるまで急速に伸ばしている。
※過去の輸出台数、輸出先上位30(金額ベース)他詳細データは、二輪車新聞本紙に掲載