国土交通省はこのほど、「自動車関係功労者大臣表彰」令和4年(2022年)受賞者を決め、表彰式を10月25、26日の2日間、新型コロナウイルス感染症拡大予防対策徹底のもと、東京・霞が関の国交省内で開催した。国交省では、運輸や自動車・二輪車の販売および整備、観光など運輸事業の発展に多年にわたり顕著な貢献があった人や団体などを対象に、同表彰を毎年行っている。表彰を受けるには国交省に認可された推薦団体からの推薦が必要で、二輪車業界では全国オートバイ協同組合連合会(AJ)と日本二輪車普及安全協会(日本二普協)の2団体となっている。
画像: 斉藤大臣(写真左側)から各部門受賞者代表に表彰状が手渡された

斉藤大臣(写真左側)から各部門受賞者代表に表彰状が手渡された

22年の受賞者は▼バス関係32名▼タクシー関係33名▼貨物運送関係83名▼自動車整備関係63名▼自動車販売関係19名▼自動車関連関係5名▼通運関係1名▼自動車整備士技能検定専門委員1名━━の全237名。

19年以来3年ぶりに国交省内で開催することになった表彰式は、感染予防対策で密を避ける観点から、受賞者を▼バス関係、貨物運送関係、通運関係、自動車関連関係(レンタカー)=25日▼タクシー関係、自動車整備関係、自動車販売関係、自動車関連関係(自家用自動車、陸送)、自動車整備士技能検定専門委員=26日━━の2日間に分けて招き開いた。

今年の二輪車関係受賞者は▼AJ推薦受賞者2名(いずれも大阪/自動車販売関係部門受賞者1名、自動車整備関係部門受賞者1名)▼日本二普協推薦受賞者3名(北海道・埼玉・石川各1名/いずれも自動車販売関係受賞者)━━の、合計5名で、26日の表彰式には4名が出席した。

表彰式では、受賞者と、国交省からは斉藤鉄夫大臣および幹部らが出席。受賞者一人ひとりの名前が呼ばれ、各分野受賞者代表者に斉藤大臣から表彰状が手渡された。

表彰状授与に先立ち式辞を述べた斉藤大臣は「自動車業界の各分野において長年にわたり活躍され、自動車業界の発展に顕著な業績を挙げられた方々であり、これまでのご尽力とご功績に深く敬意を表する。現在わが国の自動車保有台数は約8200万台に及び、自動車が私たちの暮らしに欠くことのできない移動手段となっている。また、物流の面でも自動車はわが国の社会経済の基盤として重要な役割を果たしている。現在、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、自動車に関わる各分野の皆様には感染のリスクや不安を抱えながら人や物の移動を支えるエッセンシャルワーカーとして大きな役割を果たしていただいている。改めて敬意を表するとともに感謝申し上げる。自動車業界のより一層の発展のためには皆様のご協力が必要となるので、引き続きご支援をお願い申し上げる」と称えた。

 二輪車業界団体推薦受賞者(敬称略)

【AJ推薦受賞者】自動車販売関係部門受賞者=共栄モータース(大阪府大阪市)代表取締役(元大阪オートバイ事業協同組合理事)・山岡岩雄▽自動車整備関係部門受賞者=スガワモーターサイクル(大阪府岸和田市)自動車整備士・林敦司

【日本二普協推薦受賞者】自動車販売関係部門受賞者=オートランド札幌(北海道札幌市)代表取締役・山崎隆士、オートショップたけうち(埼玉県本庄市)代表・竹内孝夫、ホンダウイングあらき(石川県河北郡)代表・荒木正勝

画像: 国土交通大臣表彰式に出席した二輪車関係受賞者(左から)林氏、山岡氏、竹内氏、荒木氏

国土交通大臣表彰式に出席した二輪車関係受賞者(左から)林氏、山岡氏、竹内氏、荒木氏

画像: 表彰式は2日間に分けて間隔を空けるなどコロナ予防対策が徹底(写真は10月26日・国交省内)

表彰式は2日間に分けて間隔を空けるなどコロナ予防対策が徹底(写真は10月26日・国交省内)

受賞者祝賀会を開催

表彰式終了後、自動車整備関係、自動車販売関係、自動車整備士技能検定専門委員の受賞者は、東京・丸の内にあるホテルで催された日本自動車整備振興会連合会(日整連/竹林武一会長)主催の大臣表彰祝賀会に招待され、出席した。

コロナ前は立食式だった祝賀会の食事。20年以降は着座式に変更、テーブルに仕切りを付けるなど感染予防対策が徹底されている。今年も受賞者およびその家族らをはじめ、日整連役員、国交省幹部らが出席した。

祝賀会の冒頭、主催者を代表して日整連の杉山智彦副会長があいさつに立ち、「日整連では業界のさらなる発展を目指し、急速に進展するクルマの新技術への対応や増加する長期使用への取り組み、また、整備士の人材確保など、業界が直面している多くの課題に積極的に取り組んでいく。そのためには業界のより一層の基盤強化が必要で、各地での取り組みの推進が必要である。皆様方にはこれまでの長年にわたる実績をもとに、業界振興のために今後もお力添えをお願いする」と祝辞を述べた。

国交省を代表してあいさつした自動車局の堀内丈太郎局長は「新型コロナウイルス感染症拡大により自動車の販売台数、整備の売上高に大きな影響があった。しかしながら自動車販売に携わる皆様には新型コロナに加えて半導体の供給不足という厳しい状況の中にも、より安全な、環境性能の良い自動車を販売していただいた。また、整備業に携わる方々には整備を通じた安全・環境性能の維持、そして検定専門委員の方には整備士の輩出に大きく寄与していただいた。改めて感謝申し上げる」

「自動車業界は自動運転、電動化、カーボンニュートラルへの対応と、100年に一度の大変革期を迎えている。自動車販売・整備の最前線で働いている皆様はその中で大変なご苦労しながら対応されていると思う。国交省でも自動車検査証の電子化、OBD検査の開始など、世の中の変化に合わせた施策の導入に取り組んでいく。また、図柄入りナンバープレートについても全国版、地方版ともに充実を図っている」

「このように自動車を取り巻く環境が大きく変化する中でも、業界がしっかりと対応していくためには、受賞された皆様方の長年の経験に根ざした優れた指導力・技術力が不可欠と考えている。この受賞を契機にこれからさらにクルマ社会発展のけん引者として、あるいはユーザーの良きアドバイザーとして引き続きご貢献を願う」と称えた。

乾杯の音頭をとった国交省自動車局整備課の佐橋真人課長は、整備業界が抱えている大きな問題として新技術への対応と整備士不足を挙げた上で「整備業界の皆様と協力してこの二つの課題を解決して『頼られる整備業界・整備事業者』を目指したい」と述べ、引き続き協力を求めた。

画像: 整連主催の大臣表彰祝賀会で。左からAJ(推薦団体)の石井大専務理事、受賞者の林氏と山岡氏、日整連(祝賀会主催団体)の杉山副会長と木場宣行専務理事、受賞者の竹内氏と荒木氏、日本二普協(推薦団体)の小椋道生専務理事

整連主催の大臣表彰祝賀会で。左からAJ(推薦団体)の石井大専務理事、受賞者の林氏と山岡氏、日整連(祝賀会主催団体)の杉山副会長と木場宣行専務理事、受賞者の竹内氏と荒木氏、日本二普協(推薦団体)の小椋道生専務理事

画像: 日整連の杉山副会長

日整連の杉山副会長

画像: 国交省の堀内自動車局長

国交省の堀内自動車局長

画像: 国交省の佐橋整備課長

国交省の佐橋整備課長

画像: 大臣表彰祝賀会会場(パレスホテル東京)の様子

大臣表彰祝賀会会場(パレスホテル東京)の様子

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