2020年は2389台、21年は3183台、そして22年は11月までに3139台を販売し、年間3500台を見据えるトライアンフモーターサイクルズジャパン(トライアンフMJ)。この躍進と歩調を合わせて伸びているというのが、各地の販売店を訪問する人の数だ。

同社では、14年からコーポレートアイデンティティ(CI)を青基調から黒基調に変更。全国の販売店もそれに準拠している。新店舗はもちろん、以前からある店舗も黒基調に切り替え、予定通り22年6月までに全国27店舗すべてが新CIとなった。

もちろん店舗デザインだけで販売台数が上がるわけではないが、来店なくして商談が始まることがないのも事実。「各店舗における顧客満足度を上げるべくリードしてもいる」と、同社の大貫陽介社長は説明する。その顧客満足度を図るのは購入者アンケートとなるが、回答率も「オンラインで5分以上かかる割に(回答率は)高い」という。

かように顧客ロイヤリティが高いトライアンフMJ。主力商品は変わらずボンネビルやスクランブラーといったモダンクラシックモデルだが、モトGP(Moto2クラス)に採用されている3気筒エンジン搭載モデルも存在感を増している。特にトライデント660導入後が好調という。

そして30リットルタンクを備えたアドベンチャーモデル「タイガー1200GTエクスプローラー」も、1台を5人のライダーが乗り継いで日本縦断するイベント「タイガー1200クロスカントリー・リレー」において東京-大阪間を無給油で走破するなどし、存在をアピール。

自身もトライアンフ ボンネビルT120を愛車とする大貫社長も、同イベントを機にタイガー1200を走らせてみたところ「実は足着きも良く、ツーリングにおける安心感はアドベンチャーでしか味わえない」と感心したと話す。

画像: 東京MCショーで展示されたタイガー1200GT

東京MCショーで展示されたタイガー1200GT

商品ラインアップを拡充する一方、3年ぶりに開催されたモーターサイクルショーでは大きな発見があった。「ショーに来場するほど二輪車に興味がある方々の間でも、まだまだトライアンフを『知らない』という声が多く聞かれた」というのだ。これはまだまだ顧客層を広げる余地がある、と大貫社長はさらなる成長を期す。

年間販売4000台を目指す23年。「タイガー1200クロスカントリー・リレー」でも実施したように「情報の入手経路が多様化している中、効果測定しながら色々な手段を駆使していく」方針だ。

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