今年の受賞者は207者で、内訳は▽バス関係36名▽タクシー関係26名▽貨物運送関係75名▽自動車整備関係56名▽自動車販売関係8名▽自動車関連団体3名▽通運関係1名▽自動車輸送統計調査関係2団体。
AJと日本二普協から推薦され受賞したのは▼AJ推薦3名(自動車整備関係・整備士1名/自動車販売関係2名)▼日本二普協推薦3名(自動車販売関係3名)──の全6名。このうち表彰式には5名が出席した。
表彰状授与に先立ち、国交省の吉岡幹夫事務次官が斉藤鉄夫大臣の式辞として、自動車各分野における永年にわたる献身的な尽力と功績、そして受賞者を支えてきた家族にも敬意を示すとともに、今後も自動車関係各分野のリーダーとして活躍と力添えをお願いしたい旨を代読した。
続いて各分野の受賞者全員の名前が読み上げられ、吉岡事務次官から各分野受賞代表者に表彰状が手渡された。
◆二輪車業界団体推薦受賞者(敬称略)
▼AJ推薦受賞者・自動車整備関係=ファースト整備士・地名坊功(大阪府富田林市)▼同・自動車販売関係=奥野商会代表取締役・奥野肇(北海道江別市)▽ツキシロオート代表取締役・月城在萬(大阪府泉大津市)
▼日本二普協推薦受賞者・自動車販売関係=函館マジマ代表取締役・間島正明(北海道函館市)▽髙橋オート販売代表取締役社長・髙橋誠(千葉県市原市)▽セフティスポーツショップタキタ代表・瀧田一男(千葉県匝瑳市)
日整連主催「自動車関係功労者国土交通大臣表彰祝賀会」開催
大臣表彰式終了後、自動車の整備関係、販売関係等の合わせて64名の受賞者と受賞者の家族らは、東京都千代田区内のホテルで催された日本自動車整備振興会連合会(日整連/喜谷辰夫会長)主催の「自動車関係功労者国土交通大臣表彰祝賀会」に招待された。祝賀会には受賞者の推薦団体役員、日整連役員、国交省幹部らが出席した。
祝賀会の冒頭、主催者を代表して、日整連の喜谷会長があいさつ。
「皆様は永年にわたり自動車整備・販売関係事業の発展に寄与されたご功績が認められ、晴れて国土交通大臣表彰の栄に浴された。栄えある受賞を心からお祝い申し上げるとともに、皆様の常日頃のご研さんと業界振興・発展のためにご尽力いただいていることに深く敬意を表する」
「日整連としては、業界のさらなる発展をめざし、10月に開始したOBD検査などをはじめとする急速に進展する車の新技術への対応、また、整備士の人材確保など、業界が直面する多くの課題に積極的に取り組んでいく所存だが、業界の基盤を今後さらに強化していくためには、各地における取り組みの推進が必要であり、そのためには皆様方の変わらぬご支援が不可欠である」
「皆様方にはこれまでの永年にわたる実績をもとに、業界振興のため今後ともお力添えいただくようお願い申し上げる」
──などと称えた。
続いて国交省を代表して、物流・自動車局の久保田秀暢次長と同局自動車整備課の多田善隆課長があいさつ。今回の大臣表彰受賞者と受賞者の家族を称えた。
久保田次長は「最近は車も電子化、自動運転あるいは電動化が進んでいる」ことや、OBD検査や図柄入りナンバープレート、自動車整備・販売業界における人材不足への対策など国交省の取り組みを踏まえた上で、受賞者に対し「今回の受賞を糧に引き続き後進の指導、そして自動車整備、販売の魅力をいろんな方々に伝えるなど、業界の発展、交通安全のためにお力添えをいただきたい」旨を述べた。
多田課長は「日本の交通、物流、また、電動自動車や自動運転など、自動車の高度で安全、安定的な運行を長年支えてこられた皆様の受賞を、自分のことのようにうれしく思う」などと述べた。