二輪誌紙編集長ら39人走る
道志みち～富士五湖～八ヶ岳麓〜奥多摩
「第32回ホンダ編集長ミーティング」

CB1000Fのポテンシャルを堪能

恒例となっているこのミーティングは、二輪専門誌・紙およびWeb媒体の編集長に、ホンダの最新二輪車に実際のツーリングシーンで乗ってそのポテンシャルを体感してもらうとともに、開発・企画・営業・広報など多方面にわたるホンダ関係者との親睦を深め、率直に意見交換することを目的としたものとなっている。

同時に、国内二輪車市場の現状・問題点を共有し、二輪車の利用環境を改善していくことも狙いとしている。今回もHMJコーポレートコミュニケーション部が中心となり開催された。

また、今回は初日の懇親会会場で、CB1000GTを国内初公開するとともに、開発責任者による技術説明会の場も設けられた。

ミーティングには主催者から、本田技研工業の加藤稔執行役（二輪・パワープロダクツ事業本部長兼二輪事業統括部長）ならびに塚本飛佳留執行職（二輪・パワープロダクツ事業本部　二輪・パワープロダクツ開発生産統括部統括部長）、HMJの室岡克博社長、濱中康之取締役らも参加。

今回のツーリングのために、同月14日に発売されたばかりのCB1000Fが18台、来年1月に発売されるCB1000F SEも2台用意されるなど、最新のホンダ車に全員が乗ってマスツーリングを楽しんだ。

▼初日：道志みち～富士五湖（西湖癒しの里根場）〜八ヶ岳麓／約155キロ走行

ツーリングの出発地は宮ヶ瀬湖畔。スタート地点には、話題のCB1000F/SEやCB750ホーネット、レブルシリーズなど、ホンダの注目車種が並ぶ。参加者全員が思う存分に乗れるようにとの配慮から、CB1000F/SEは計20台が用意されていた。

午前10時15分、 HMJ広報・モータースポーツ課の安藤達哉氏による先導で39人のツーリングがスタート。西湖まで、紅葉まっさかりの道志みちを走る。昼食後、西湖癒しの里根場に立ち寄り集合写真を撮影。その後は宿泊先まで一気に中央道・国道17号線を走り、午後3時過ぎにリゾナーレ八ヶ岳に到着した。

午後5時からは国内初公開となるCB1000GTの技術説明会が開催され、開発責任者の三木聡介氏と開発責任者代行の吉田昌弘氏により、技術詳細と開発コンセプト等が説明された。

懇親会では冒頭、司会のHMJコーポレートコミュニケーション部の森口雄司氏が、これまでのメディアの協力に感謝の言葉を述べるとともにホンダの全参加者を紹介。その後、HMJ社長の室岡氏が主催者を代表してあいさつに立ち、本田技研執行職の塚本氏による乾杯の音頭で会はスタートした。

檀上で室岡氏は「第32回ホンダ編集長ミーティングは、昨年の大雨と違いとても気持ち良く走ることができた。いつも日本の二輪車業界を盛り上げていただいていることに感謝している」とあいさつ。塚本氏は「ホンダは電動もICEも全方位で、お客様に選択していただけるようなバイクを届ける。これからも一緒に進めていきましょう」と呼びかけた。

日本の二輪車業界を盛り上げていこう

また、今回初参加となる新編集長5人が自己紹介を行った後、参加者を代表して、二輪車新聞の本多正則編集長があいさつ。編集長ミーティング開催に対して感謝の言葉を述べるとともに、二輪車業界の歴史についても触れ、「この業界の成長を目指すとともに、皆で活気のある国内二輪車市場をつくっていきましょう」と、参加編集長にエールを送った。

会の最後には、本田技研執行役の加藤氏があいさつに立った。「世の中の電動化の流れは揺り戻しがあり、まだまだICEで頑張るぞという感じの中、ホンダは今年5月、二輪車累計生産台数5億台に達した。国内でも二輪のお客様をもっと増やしていきたい。みなさんも今回の編集長ミーティングをきっかけに、バイクを、そしてホンダをさらに好きになってほしい」とのメッセージで懇親会を終えた。

▼2日目：八ヶ岳麓～中央高速道路～奥多摩／約175キロ走行

2日目も朝から晴れ渡った中、小淵沢から勝沼まで中央道を一気に南下。そこから大菩薩ライン（国道411号）～都道193号～都県道53号と、奥多摩のワインディングロードを駆け抜けた。

ツーリングの終着地点・休暇村奥武蔵（埼玉県飯能市）では、HMJコーポレートコミュニケーション部の村川幸二部長から「おかげさまで2日間ともに天候にも恵まれ、素晴らしいミーティングとなった。今後リリースするホンダの製品と活動にも期待してほしい」とのあいさつがあり、第32回ホンダ編集長ミーティングは終了した。