画像: ㈲エム 代表取締役 三保田好一さん/「バイク乗りの目線を大切に」
画像: エムファクトリーの店舗外観

エムファクトリーの店舗外観

埼玉県越谷市にある二輪車販売店エムファクトリーの代表取締役・三保田好一さんは、二輪車用部品・用品のメーカーエムの代表としての顔も持つ。業界活動においては、販売店であり用品メーカーでもある立場から、両者の橋渡しも行っている。

エムファクトリーは、1989年オープンの地域に根ざした二輪車販売店。新車および中古車を取り扱い、整備については原付車から競技用車両のチューニングまで行っている。

1989年創業のエムでは、ロードレースやモトクロスといったレース活動を原点として、オリジナルパーツの研究開発や製造、販売を行っている。三保田さんは「どちらもバイクやレースが好きで始めた商売なので、自分の目線=お客様の目線と考え、バイク乗りだからこそ分かる部分を大切にしています」と語る。

エムでは、数年前までマフラーやエンジンパーツなどの製品に特化していたが、マフラーに対する規制が強化されるとともに、サーキットで使用する製品と一般のライダーも扱える製品の2本柱で事業を展開するようになった。特に最近需要が伸びているのが、走行後のヘルメットを乾かすためのラックで、通勤やツーリング、サーキット走行、どちらの用途にも人気だという。

「レースであっても街であっても、快適に走りたいという求めるものは同じ。ですから、快適性を向上させられるような製品を自分たちで造る、あるいは探して販売するというのが理念です」と三保田さん。

ライダーが求めるものに沿って経営を続けている三保田さんの元には、近隣からだけでなく、海外から訪れるライダーも多かったという。そういった海外のライダーの協力もあり、2015年にエムの台湾支店を設立し、海外進出を果たした。

業界活動では、近年は全二輪車用品連合会(JMCA)マフラー部会副部会長の仕事に注力しているが、物を造る立場と販売する立場のどちらも経験していることから、JMCAと全国オートバイ協同組合連合会や単組との折衝役として両者を繫ぐ役目も担う。

三保田さんは「関東に拠点を置いていることもあって、行政との折衝をお手伝いさせて頂いています」とし、続けて「真面目にやってきたお店、会社が継続してビジネスが続けられる環境を残していきたいと思います」と語った。

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◆㈲エム
▽住所=埼玉県越谷市川柳町1-2-7(TEL048・951・3214)

◆バイクショップエムファクトリー
▽住所=埼玉県越谷市川柳町1-2-17(TEL048・987・0940)▽営業時間=10時~18時▽定休日=火曜日

三保田好一さん

紙面掲載日:2019年6月20日

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