日本自動車工業会(自工会/豊田章男会長)は、二輪車・四輪車に貼付していた自動車安全対策協議会による統一的なリコールステッカーの貼付を、11月1日以降のリコール作業実施分から廃止すると発表した。

画像: 廃止されるリコールステッカー

廃止されるリコールステッカー

ネット・スマホの普及に伴い確認が容易に

このステッカーは、リコール作業を実施した車両に対し、リコール作業が実施済みであることを表示するため、四輪車では運転者席側ドア開口部のドアロックストライカー付近などに、二輪車ではステアリングヘッドの車台番号打刻位置付近などに貼付、1972年から運用を続けてきた。

しかし近年、▼インターネットやスマートフォンなどの普及に伴い、メーカー各社のホームページ(HP)などでリコール作業の実施状況が容易に確認できるようになった▼ソフトウェア更新作業時においては、入庫を伴わないOTA(Over The Airの略。無線通信を経由したソフトウェア更新)についても検討を進めている──ことから、同ステッカーの貼付を廃止することにしたもの。

今年11月1日以降のリコール作業分から貼付を廃止。また、10月31日までに届出を実施したすべての案件も対象とし、一律での貼付廃止とする(個社で独自設定したステッカー類を貼付する場合あり)。

リコールの実施有無の確認方法については①リコール改善措置作業実施後車両に施す「識別」=識別の位置はメーカーHP、および技術情報誌(11月以降は「対策車両の見分け方〈識別〉として案内」)に掲載のある「改善箇所説明図」で確認できる▽識別はメーカーにより内容が異なる(ペイント、メーカーごとに定めるシール、部品の形状違いなど)②メーカーHP=メーカー各社HPのリコールなどの対象車両検索画面から確認できる③日本自動車整備振興会連合会HP④リコール検索アプリ=iOSはAppStoreから、AndroidはGooglePlayストアから専用アプリをダウンロード──としている。

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